創作全般よっこらしょ

二次創作とか、詩など 日常のことも (現在一部の記事に画像障害が発生しています)

小説

「交換してこそプレゼント」 わるい王様とりっぱな勇者 二次創作小説

むふー。 できたっ! 作ってた時間、ほぼ半日。がんばったよ! 「あれ、お絵かきでしたか、ゆうサン」 「わあ! 見ちゃダメ!」 サカサが、机に広げていたわたしの絵をのぞき込んできたので、あわてて身体で隠した。 「そんなぁ。でも、上手でしたネ」 「ほ…

「イブに手をつないで」 嘘つき姫と盲目王子 二次創作小説

「姫ー、ひめー」 王子の呼び声が、遠くさざなみのように聞こえる。そうか、ここはわたしの初見だった、海岸、と言う場所なんだろう。きっと、んーん、絶対に、王子と一緒にデートに来てるんだ。そこで、あんな呼んじゃって。無邪気だなあ、王子。わたしだけ…

「姫とボクの」06 嘘つき姫と盲目王子 二次創作小説

前のお話はこちら。 tomomikoshigaya.hatenablog.com 姫とボクの 06 「くすり屋さん」「厳密には違うけど、それに近いものかな」「賛成! 王子、いろんなこととかお花とかに、めっちゃ詳しいもん」「詳しいだけじゃダメだけど。やってみてもいい?」「もちろ…

「姫とボクの」05 嘘つき姫と盲目王子 二次創作小説

前のお話はこちら tomomikoshigaya.hatenablog.com 姫とボクの 05 午後はのんびり過ごした。少しソラが曇ってきて、肌寒くなったのもあって。ボクたちはベッドに潜り込み、うとうとしちゃった。隣りにぬくもりがあるって、嬉しいことだね。「寝たねー」「う…

「姫とボクの」04 嘘つき姫と盲目王子 二次創作小説

前のお話はこちら tomomikoshigaya.hatenablog.com 姫とボクの 04 ただいまー、ってふたりで言いながら玄関ドアを開ける。お魚は結局、サンマにしようとしてたんだけど、「これが良さそう」って姫の意見で、ホッケの一夜干し。なかなかに渋い献立になりそう…

「姫とボクの」03 嘘つき姫と盲目王子 二次創作小説

前のお話はこちら tomomikoshigaya.hatenablog.com 姫とボクの 03 市場へ向かう道々、吹き抜ける冷たくなってきた風のことが話題になった。「前にね?」「ん?」「雪がひどくて、洞窟に入っていたことあったの、一緒に」「そっか。あんまりボク、覚えてない…

「姫とボクの」02 嘘つき姫と盲目王子 二次創作小説

前のお話はこちら tomomikoshigaya.hatenablog.com 姫とボクの 02 結局のところ、お昼ごはんはボクが作り直して。姫が作ってくれていた麦茶と一緒に、美味しくいただいたよ。「ごちそー」「さまでしたっ!」姫に合わせて、ボクも言う。ふう、おなかいっぱい…

「姫とボクの」01 嘘つき姫と盲目王子 二次創作小説

姫とボクの 01 思えばずいぶんと遠くまで来た。姫との新天地を求めて、元の王国からだいぶ離れたこの、小さな港町。 「ここにしようよ」「森の中じゃないけど?」「んーん。近くに森も山もあるし、それに」「?」「王子と一緒だから!」 そう言った姫は、パ…

「姫、超高難度ゲームクイズに出演する!」 嘘つき姫と盲目王子 二次創作小説

「姫、超高難度ゲームクイズに出演する!」 司会のサカサが、ジャグリングでマイクを操り、挑戦者である姫は、気合とスタジオに満ちる照明の熱で湧いた汗を、ゆっくりハンドタオルで拭いた。その姿はいにしえの闘技場で相手を待つ、戦士のそれに近かった。意…

「王子、風邪をひく」 嘘つき姫と盲目王子 二次創作小説

王子、風邪をひく 「あー、あるね。熱」 わたしは横になっている王子から、体温計を受け取って言った。37,9℃と言う、ビミョーな体温。王子は少し苦しそうに咳き込んでいる。 「寒くなってきた」 咳き込みながら、ベッドの中に潜り込む王子。いつもの端正な顔…

「眠れぬ夜の過ごし方」 わるい王様とりっぱな勇者 二次創作小説

「眠れぬ夜の過ごし方」 自分の娘、その笑顔を見るだけで、わたしはなんとも言えないやさしい気持ちに包まれる。勝ち気で無鉄砲で、まだまだ世の中を知らないゆうだけれども。だからこそ、かわいくいとおしい。 今日も、わたしの姿を見つけるなり、それこそ…

「大人への一歩」 わるい王様とりっぱな勇者 二次創作小説

「大人への一歩」 今日は朝から、ゆうが冴えない表情をしている。父親としては、実に心配だ。 食事もそこそこに、藁の寝床に潜り込んでしまったので、わたしはほぼ終わらせた執務の残りを明日にまわし、ゆうの枕元に急いだ。 「どうかしたのかい?」 「なん…

「わたしの、彼の」 〜ズッキーさんのイラストと共に〜 嘘つき姫と盲目王子 二次創作小説

「わたしの、彼の」 (本屋大賞で一位だって) わたしは墓前に立ち、数ヶ月前に出版されたばかりの書籍を胸にかき抱いて、報告をした。森の中の小さな空き地。この墓地では、少々場に相応しくないような人物が眠っている。 (いつかは、って。夢だったんだも…

「コンシューマゲームだって大好き!」 嘘つき姫と盲目王子 二次創作小説

「コンシューマゲームだって大好き!」 今日はねー。 王子がわたしのアパートまで遊びにきたの。 え? えっちするのが目的? あー、ね。 それも多少はあるけど/// 今まで、王子を引っ張り回して、城下町のゲーセンへと何回となく行ってるんだけどさ。 LINEで…

「祝福の光」 嘘つき姫と盲目王子 二次創作小説

「祝福の光」 「よ……。朝だよー」 「にゃー」 「朝だよ、姫」 「むー」 「ひーめー」 「有り余ってヘラる感情なんて」 「?」 「萎えるし映えないもういらない!」 「いや、『メンヘラじゃないもん!』歌ってる余裕あるなら、起きて」 「残酷な王子のテーゼ…

「今日こそ」 嘘つき姫と盲目王子 二次創作小説

「今日こそ」 そして彼は心の内で大いなる決心を下すと、勇気凜々たる表情勇ましく、城中を後にしてきたのであつた。 どーわー。 アレだよね、小説って書けそうだけど、そうそう簡単には書けないものだね。 ボクは書いていたノートをパタンコと閉じて、むむ…

「月明かりとプロポーズ」 わるい王様とりっぱな勇者 二次創作小説

「月明かりとプロポーズ」 王様ドラゴンとしての執務をやっと終えて、わたしはゆうの待っているねぐらに向かった。ニンゲンと魔物の交流が、だいぶ平和裏に進んできたのはとても喜ばしいことだが、その余波でゆうと触れ合える時間が、かなり削れてしまってい…

「初めてひとりで」 わるい王様とりっぱな勇者 二次創作小説

「初めてひとりで」 嬉しさのあまり、わたしは目を見開いてしまった。 だって、「しゅぎょう」をひとりでできるなんて! 今まで、おとうさんにすっごくいっぱい、お手伝いしてもらってたけど。 今日は、ひとりでふもとまで。 (よーし、頑張ってみる!) お…

「だって夏だもん!」 嘘つき姫と盲目王子 二次創作小説

こんばんはー 今日は朝から、なんかえちいの書いちゃいましたが、後悔も何もないともみです 今回は、またまたTwitterのお友だちノンキさんからのアイデアを、文章化してしまおうと言う暴挙であります いやそれが、とっても暖かいリプをいただいたので こちら…

『日本一少女シリーズ合同誌 -spring arrives-』いよいよ頒布開始!

こんにちは 今日も頭痛に倒れた、無残やな兜の下のともみです 前に記事にした、ゾルミトリプタンちゃんのおかげで、頭痛自体は治っているんですが、副作用でうごけないッス…… なので今日は、頒布開始となった合同誌、 『日本一少女シリーズ合同誌 -spring ar…

「そっちのスイッチ」 嘘つき姫と盲目王子 二次創作小説

そっちのスイッチ 久しぶりの、城下町デート! はい、今日は王子と一緒におっきいスーパー入って。 いろいろとお買い物なのですよ。 いやー、嬉しいよね。 なんかさ、完全にもう、その。 ふ、夫婦? じゃない? ぎゃあああ/// 照れるのぜよ。 だからわたし、…

「けものに至る病」 嘘つき姫と盲目王子 二次創作小説

こんばんは 今日は午後になって調子を少し取り戻した、それでも暑くてふぎゃあなともみです えーっと、今回は Twitterの方と、ねこみみさんがサーバー主のDiscordに載せました、姫王子の小説になります まあ、おんなじなわけですけど、ちっちゃい字で読みに…

「寮の暮らしも悪くない」その4 嘘つき姫と盲目王子 二次創作小説

寮の暮らしも悪くない その4 放課後。今日もいろんな授業で疲れたー。おんなじクラスの王子は、合唱部。朝言ったとおり、カナメちゃんは文芸部。わたしとサフィーは帰宅部だ。ガーネットはとなりのクラス。おなじく部活はやってない。スクバに教科書とノート…

「寮の暮らしも悪くない」その3 嘘つき姫と盲目王子 二次創作小説

寮の暮らしも悪くない その3 さてさて、翌日。昨日は深夜まで、サフィーとガーネットの話に付き合っていて、ホントのトコは少々眠たい。そんなでもふにゃふにゃしながら、登校。歩いているうちに目が覚めてきた。だって、だって……。「王子とおんなじクラスだ…

「寮の暮らしも悪くない」その2 嘘つき姫と盲目王子 二次創作小説

寮の暮らしも悪くない その2 前に、王子とデートしたとき。焼肉屋さんで生肉食っちまったわたしだけど。ニンゲンの食べるごはんも、かなり美味しさがわかってきたよ。だから当然、残さずにいただきました。ふう、おなかぽんぽん。「姫ちゃんは、好きなのとか…

「寮の暮らしも悪くない」その1 嘘つき姫と盲目王子 二次創作小説

久々に連続小説 こんばんはー 毎日が頭痛の嵐の、ここまできたらもうどうにでもして好きにしてなともみです いやいや、本当にキツいんですよ、頭痛 精査の結果、脳に異常は無かったんですが 消去法で行くと、中の子たち(内部人格さん)の活動によって頭痛が…

「笑顔のお花」 嘘つき姫と盲目王子 二次創作小説

笑顔のお花 (ん……)ふと目が覚めた。わたしは枕の右隣を見る。カーテン越しに、朝陽がやわらかく差し込む寝室。そのひかりは、もう起きたらしい王子の不在を照らしている。(早起きさん、相変わらず)ふああ……、とあくびをひとつして、わたしも起き上がった…

「永遠の果て先まで 3」 嘘つき姫と盲目王子 二次創作小説

永遠の果て先まで 3 挙式が無事に終わって。 ボクたちふたりは、手を取り合い。 教会の敷地を散歩していた。 新緑が、目に眩しいほどに萌えていて。 吹き渡る風がとてもやさしい。 「気持ちいいね」 「うん」 姫が、よほど嬉しいのか、手をぶんぶんしながら…

「永遠の果て先まで 2」 嘘つき姫と盲目王子 二次創作小説

永遠の果て先まで 2 そして、誓いの言葉。 ボクは姫をしっかりと見ながら。 姫もボクをまっすぐに見てくれながら。 姫の目に、涙がまだ光っていたけれど。 とてもとってもにこやかに。 ボクを見て、笑みを浮かべてくれた。 もう、言うまでもないのかもしれ…

「永遠の果て先まで 1」 嘘つき姫と盲目王子 二次創作小説

こんばんは 連続で更新しちゃいます と言うのも、ノンキさんの作成された姫王子が素晴らしすぎて ここに、文章化させていただきますー! と、大それた野望に包まれたともみです では、今回は長い前置きにしないで、さっくりと始めますね あ! 3回に分けての…