夏空(一次創作 SS02)
ざあああむと風が吹き渡り、空はいちだんと叫び声を大きくした。オンオンと言う唸り声が、その地へも届こうとしている。
見上げた空には、薄い雲が。そのほかと言えば、ただ峻烈な青が広がっているばかり。夏の空は、恐ろしいほどに晴れ渡っている。
さあ、この先は何処へ行こう。道は無限大に続いている。
クイ、と帽子をかぶり直し、わたしは道先を見やった。招いている。招かれている。
ざあああむと風が吹き渡り。
ざあああむと風が吹き渡り、空はいちだんと叫び声を大きくした。オンオンと言う唸り声が、その地へも届こうとしている。
見上げた空には、薄い雲が。そのほかと言えば、ただ峻烈な青が広がっているばかり。夏の空は、恐ろしいほどに晴れ渡っている。
さあ、この先は何処へ行こう。道は無限大に続いている。
クイ、と帽子をかぶり直し、わたしは道先を見やった。招いている。招かれている。
ざあああむと風が吹き渡り。