創作全般よっこらしょ

二次創作とか、詩など 日常のことも (現在一部の記事に画像障害が発生しています)

嘘つき姫と盲目王子 二次創作小説 Vol.05 「あんな時代も」

お洗濯できなかったのです

こんばんは

朝はあんなにも、気力に満ちていましたが

帰宅したら早くも、また充電切れになって

ぐーすか寝てしまった、ねむり姫ともみです

 

ウソです

姫じゃありません

 

と言うわけで、一日に二回更新とか

どーなのよお前さん?的な感じですが

こちらの「姫」を、更新いたしますねー

 

短いですので、お気楽にお付き合いくださいませ

 

 

 

 

あんな時代も

今夜も、お月さまと王子のこころへ向かって。
ギザギザ歌をうたったよ。

 

気がついたら、王子。
静かに寝息を立てて、わたしに寄りかかって。
寝ちゃってた。

 

毎晩、付き合ってくれてるんだもんね。
ありがとう。

 

 

王子の重たさを、左肩に感じながら。
なんとはなしに、昔のことを思い出す。

 

そう。
まだわたしが、オオカミだったころ。
それも、まだまだ幼くて。
森の学校に通っていたころ。

 

森に住むバケモノたちにだって、学校はあるんだよ?
フツーは、親から教わるいろんなことを。
学校に通うことで、身につけてきたんだ。

 

わたしもそうだった。

 

 

保健体育の時間。
あまり好きじゃなかったけど、男子たちは。
なんか、えっちぃ興味満々で騒いでたっけ。

 

『営みを終えたら、男子はすぐにその場を離れること!
ぐずぐずしていたら、女子に食べられますよ!』

 

先生がそう言うと。
女子は顔を赤らめ、男子はぎゃーぎゃー大騒ぎ。

 

まあ、これって。
一部のバケモノにしか、当てはまることじゃないんだけどね。

 

バケモノなりに、いろんな苦労だってあるんだよ。
森から生まれるのは、事実だけど。

 

様々な事情から、子孫だって残さなきゃ。
バケモノとしての、種が絶えちゃうからね。

 

 

ニンゲンの姫になってから。
わたしは、一気に身体が。
まだまだ少女のものになったけど。

 

この、『わたし』だって。
いつかはオトナになる準備が始まるだろうし。

 

初潮の気配があったら、生理用品も準備して。
ふくらんでいるとはとうてい言えない、このちっぱいにも
下着が必要になってくる。
――まあ、今でも。
守るための下着は着けてるけどね。

 

(王子と一緒に。オトナになっていきたいな……)

 

 

「んー。寝ちゃった、ごめんね」
「ん?んーん。疲れは取れた?」
王子がとなりで、伸びをしてる。

 

「うん、すっかり。ありがとう」
「いえいえ」
顔を見合わせて、くすっと笑った。


(こんな空気が)
んーん。
(こんな関係が、ずっと続きますように)

 

お月さまに向かって、わたしは。
こっそりと、願いを捧げた。

 

 

 

 

おしまい

 

バケモノの学校……?

どこぞのアニメの主題歌じゃありませんが

やっぱり、学校はあると思います

ほら、ポケモンにだってあるじゃないですか(こじつけ

 

いつか、学校のお話も書いてみたいなあ。

 

また、Twitterのほうで

イラストを参考に、インスパイアさせていただいたり

「コラボしましょー!」

「やってやるぜー!」

なんて、企画が立ったりして

 

一度は足を洗った、同人世界に

また、戻ってみたくなったりもw

 

 

 

相方ちゃんからLINEきた

書いてる真っ最中に、相方ちゃんからメッセージが来ました

なかなかに、体調不良な模様……

 

大丈夫

わたしはここにいるよ

こころの中の、となりにいるよ

 

なんて、ね////

姫のほうが、マシなことを言いそうだわw