創作全般よっこらしょ

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嘘つき姫と盲目王子 二次創作小説 Vol.07 「こんな未来だって」

夕立ち

こんばんは

晴雨兼用傘を持ちながらも、夕立ちに敗北を喫したともみです

まあ、お天気に勝負を挑んでも、勝ち目はないですけどw

それこそ、『天気の子』みたいな

特殊能力でも、もっていないとねー、って

あんまり書くと、ネタバレるのでこのへんで

 

今回はまた、「嘘つき姫と盲目王子」の小説です

短めですので、読んでやってくださいませー

 

 

 

 

こんな未来だって

王子とお付き合いして。
ずいぶんと長い年月が、流れていったなあ……。
今じゃあ、わたしは。
ちゃんと、姫という立場で
ほんとうの意味での『姫』で。

 

王子とともに、同じ暮らしをしていて。
昔からは考えられないくらい。

 

しあわせだ。

 

 

もちろん、お城の中での生活は。
窮屈だったり、仰々しかったり。
そんな部分もあるよ?

 

でも、その都度。
王子がちゃんと、サポートしてくれるの。

 

嫁姑問題だって、そう。
もちろん最初は、ぎこちなかった。
だけど、王子が間にすぐ入ってくれて。
王妃を立てるだけでも、わたしを擁護するだけでも。
そんな偏ったことをしないで。

 

中立で、とりなしてくれたのね。

 

すっごい、嬉しいし、ありがたかったなあ……。

 

 

深更をずいぶんと回ったけど。
わたしはまだ寝付けず、となりにある王子の寝顔を見ていた。

 

今宵の、愛に満ちた快楽が。
余韻となって、身体を火照らせる。

 

わたしは、小鳥がついばむように。
ちゅん、と。
王子の頬に、キスをした。

 

偶然だとは思うけど。
寝ている王子が、笑顔を浮かべる。

 

わたしも思わず、微笑になる。

 

(ありがとう、王子。だいすき)

 

こころの中でそうつぶやいて。
わたしは、シーツの中に深く潜り込んだ。

 

(おやすみなさい)

 

 

 

 

おしまい

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今回の元ネタとありがとう

はい、今回もやっぱり、想像をもやんもやんと膨らませた、元の題材があります

お互いに、「嘘つき姫と盲目王子」がだいすき!と言うところから

嬉しいことに、Twitter上で交流を続けさせてもらっている

月海虹子ちゃん(虹ちゃん)からいただいた、短編小説です

 

これがまあ

あたたかいし、美しいし

すごいったらもう、すごいんですよ(語彙力を問う

 

虹ちゃんいわく、

「美術科の落ちこぼれ高校三年生」

とのことですが

どうしてどうして、神秘的であり且つほのかに儚げ

そんな絵を描く、ステキなかた

これからの躍進に、期待大、です!

でも、ムリだけはしないで、マイペースでね

本当にありがとう!

 

 

 

 

世界観の統一

さてさて、こちらですが

わざとしていません

書いていると生じてくる齟齬が、逆に面白く思えるんですよね

 

でも、必要かなとも思い感じています

二次創作小説ですけど、だからこその、今後への課題ですね

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました