そんなものさ(一次創作 詩012)
なんだい
またそんな不機嫌そうな顔して
わたしが気楽で良いなあ?
そっか
そう映るのか
不機嫌になるのも
生きていたら当たり前さね
どっかしらがプラスになって
どっかがマイナスになる
ああそうだよね
わかりきったことか
だけれども
わからないからそんな顔
しているんだろう?
気楽に見えるのは
お前さんが忘れてしまったからだよ
思い出してごらん
そうさね
思い出は思い出さなければ
消えてしまうものだよ
口角上げて
にっこりしてみぃ?
不機嫌なのはどっかいって
思い出がよみがえる
そんなものさ
わたしもお前さんも
ね