「スケバン姫、見参!」 嘘つき姫と盲目王子 二次創作小説
続きましてこんばんは
なんか眠れない夜を抱いてな坂井泉水さまフォーエヴァーともみッス
深夜ではありますが、今回はフォロワーさまから設定をお借りした、なんと「スケバン姫」を書きたいと思います!
深夜なので(?)、前置きはこれくらいにして
サクッとスタート!
スケバン姫、見参!
まあ、さ。
わたしも本気でいろんなことを、突っぱねてるわけじゃないよ。
任侠のうたにもあるっしょ?
「義理と人情をハカリにかけりゃ~♪」
って。
そしたら当然、「義理」が重たいわけさね。
だからこそわたしは。
森のいろんなバケモノたちに一目置かれているんだろうし。
それを大切に、これからもやってかないとなって。
思うわけよ。
そんなわたしだけど、あのニンゲン……。
あの王子を前にすると、てんでダメになる。
勢いを削がれるって言うのかな。
どーも、調子が出ない。
普段だったら、
『オルぁぁぁあああ!聴けや!』
みたいに、はるか高みからの言葉が出るけど。
王子の前だと、
『お、おう。まぁ、ひとつ聴けや聴いてくれ聴いて……ね?』
なんてなっちゃう。
これを仲間に見られてな?
からかわれたわけだよ、ちょいとばかし。
わたしゃあ激昂したけど、そのとおりかもだから、だんだんちからも無くなって。
『それって、アレですよ。オオカミさん、恋ッスよ』
って言われて。
ぷしゅう~~~。
なったね。
恋、かぁ。
もう絶対に、そんなのとは縁がないって思ってたしさ。
『だからッスよ。一度恋に落ちたら、みんなそーなるッス』
ボフン!
そそそそそんなもんなのか!?
わかんねーけど。
いや、わたしのことがわたしにわからないって、なんだこれ?
なんだこれ~~!?
「ありがとう、今夜も。また聴きに来ますね」
「お、あお、ん。せいぜい待ってらっしゃるぜよ」
「?」
「ちちちが!――待ってるぞ!」
「はい」
ボフン!
あの笑顔。
どうにもいけねえ。
って言うか。
あの笑顔を、他のやつに向けないでくれよな?
本気だぞ?
たたた頼むぞ!?
おしまい
いかがでしたでしょうか?
最初に設定イメージを伝えてくれたのは、TwitterでFFの、スペースさんです
スケバン姫を借りますこと、ご快諾ありがとう!
こんな感じに出来上がりましたが、どんなもんでしょ?
これからも、いろいろな姫を書いていけたらいいなと、思ってます
おしまいはいつもどおりに
最後までお読みくださり、ありがとうございました