2020-12-27 雪をも溶かす(一次創作 詩037) 一次創作 詩 鉄オタ よろしくお願いします その思いとともに手渡される 単線手動閉塞方式のタブレット 雪はやんでいても 凍りつくような寒さが ピンと張り詰めていて タブレット交換にも一苦労 腕木信号機が現役だった時代 わたしたちはこんなふうにして 信号機を動かし 安全確認ののち発車していました 原始的ではあっても 「ヒト」の手と目による作業 なまじっか今の自動閉塞方式より 安全だったかもしれません なによりそこには 鉄道員としてのプライドと 熱いたましいとも言うべき 強い思いがあったんです 信号機が開いたら 終着駅の札幌へと 安全に努めてひた走ります Pinterestより