ともに染まるこの場所(一次創作 詩038)
気持ちをすべて、持っていかれてしまうほどに
ボクの吐息は、粉々になったかと見違え
そうだ
ここはいつか来た場所
キミとまだ出会う前
いつしかの予感が働いていた
手を握りしめることで
つながっていたキミとボク
いまは体温が離れているけれど
そこにも、確固たる予感があったんだ
染め上げられた緑碧
届かなくとも、かならず
また、巡り会おう
またキミと、ふたつに
重ね合い、ひとつになろうとしている
ボクたちのツバサで
この場所を
この場所を