「ほんとうは」 嘘つき姫と盲目王子 二次創作詩
興味のないフリをしてた
ちょっとうるさいな
そんなふうに思うこともあった
いつからかな
やっぱり王子の拍手がないと
物足りなくなっちゃった
贅沢だったのかもしれないね
だけど本当に嬉しかったの
だってさ
もらえる王子からの拍手のために
うたっているような
だんだん気持ちが変化していって
はすにかまえていた
そうだったのかな
言い換えれば強がりだよね
わたし強くなんてないんだよ
王子がいてくれるから
強くなれるんだよ
強がって
カッコつけて
鼻息荒くしちゃって
笑い話だね
もう今になってみれば
いっしょに笑えるおはなし
ほんとうは
ずっとずっと王子といっしょに
歩きたいしうたいたいんだよ