それもまた(一次創作 詩056)
わたしたちにも目標がありました
鉄路と鉄路をつなぎたい
そんな目標がありました
目標は次第に
希望へと変わっていって
希望はいつしか
かなわぬものとなってしまいました
日本一の赤字路線
わたしたちにつけられた二つ名です
悔しかったです
残念でした
しかしながらそれを跳ね返すちからさえ
もう残ってはいませんでした
いま笑ったあなた
いえ
何でもありません
せめて嘲笑してください
思い出してもらえるなら
それもまた