創作全般よっこらしょ

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「運命と手を携えて」 嘘つき姫と盲目王子 二次創作詩

運命って、信じてる?

ボクはもともと、それほど信じてはいなかったんだ

よくさ

「運命を切り拓く」

とか、言ったりするじゃない

それを聞くたびに

「ああ、まあそんな考えもあるよね」

ぐらいにしか、感じていなかった

 

運命って、信じてる?

わたし、実はかなり信じてるの

それはこんな、バケモノオオカミである出自を

なんとか納得させるための

うん、自分自身に言い聞かせるための

詭弁なのかもしれないね

「仕方がないじゃない」

って、言えるように

 

ボクたち、いまは運命を感じてる

だってそれがなかったら

こうしていっしょにいられること

かなうわけがなかったもん

 

ねえ、姫

悲しい言葉も必要だけど

語り合うなら、嬉しい言葉にしたいね

 

ねえ、王子

寂しいうたも意味はあるけど

うたうなら、希望のうたにしたいね

 

いまなら胸を張って言えると思う

この導きをかなえてくれた

目に見えない、大きな力

運命

ずっとボクたちは信じていくよ

 

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いつもそばにいてくれて、ありがとう