錆びた闇(一次創作 詩150)
そぼ降る雨はとても冷たく
霧が満ちているように
視界を強制的に滲ませる
上り列車も来ない
下り列車はさっき行ってしまった
濡れて錆が増した軌道
重油の枕木
浮いてしまった犬釘
疲れてしまったのは鈍雲と
わたしの足元低い闇
そぼ降る雨はとても冷たく
霧が満ちているように
視界を強制的に滲ませる
上り列車も来ない
下り列車はさっき行ってしまった
濡れて錆が増した軌道
重油の枕木
浮いてしまった犬釘
疲れてしまったのは鈍雲と
わたしの足元低い闇