「何度だって何回だって」 嘘つき姫と盲目王子 二次創作詩
本格的に寒くなってきたね
わたしには、オオカミに戻れば
分厚い毛皮があるけれど
あなたはフツーのニンゲン
風邪をひいたりしないか
ちょっと心配にもなるよ
だから、せめてって思って
朝のまだ明けやらぬころ
あなたに、ピッタリくっついて
体温をおすそ分け
だんだんとあなたの表情が
柔らかくなっていくのが
とっても嬉しいの
(愛してるんだ、わたし)
そう感じる
だって、あなたの笑顔
とってもかわいらしいんだもの
芯にあるわたしの
喜びにつながるな
北風の強い日も
雪降る白銀の日も
一緒にいようね
それがかなうなら、わたし
もう何も恐れるものはないよ