2022-01-06 「あなたの耳に」 嘘つき姫と盲目王子 二次創作詩 二次創作 詩 ゲーム 嘘つき姫と盲目王子 むかしはひそひそ話なんて したことなかったな そもそもが、する相手もいなかったし 話したとしても、大声でガサツだった ほら 森の学校に通ってた頃の話よ 女子同士の会話なんて、とうてい 聞かせられたものじゃなかった 特に、男子にはね 大切なひとができてから わたしはそっと 耳打ちすることを改めて覚えた 誰かに聞かれたとしても 確かにかまわないものであっても 伝えたいのはあなたにだけ この気持ちが何よりも大事なんだ その思いが、今日も あなたの耳朶をそっと震わせて だって、あなたのそばにもいられるじゃない?