たとえ忘れ去られても(一次創作 詩192)
もう終わっていたと思ったんだ
解放してくれてるって
だけれども
もう少しだけやってみようかな
つらさも苦しさも
悲しさも痛みすらも
ボクは凌駕してしまった
求めたいものはなに
本当に欲しいものはなに
もう終わっていたはずなんだ
ボクにはツバサが無いから
もしも誰かが
もしもあなたが
ボクに穢土から旅立てる
ツバサを授けてくれるのなら
陽のもとでも溶けぬのなら
ボクは本当のボクになれる
たとえ忘れ去られても