創作全般よっこらしょ

二次創作とか、詩など 日常のことも (現在一部の記事に画像障害が発生しています)

B・SN・P・C(一次創作 詩166)

わたし、あんまり本線を走ることはなくて

ちょっと緊張しています

と言うのも、いざ走るときは

あまりよろしくない出来事と

ワンセットになってしまうから

 

あ、わたしのことを

「初めて見たよ」

って言うかたも多いかもしれませんね

 

クモヤ143、って言います

事業用車と言う分類をされています

その名の通り、事業のための存在なので

旅客、お客さんですね、が乗る車両じゃないんですよ

 

たいていは車両基地

奥の方で待機していたりすることが多いです

サボってるわけじゃありませんよ

待機だってお仕事なんです

 

あまりよろしくない出来事、と言いましたが

救援のために走ることがあるからなんです

起きてほしくないこと、事故の際に活躍したりします

 

なので、どんな路線も走れるように

たくさん保安装置を搭載しています

山手線だって走れるんですよ?

へへー

 

搭載しているのは

ATSのそれぞれB型、SN型、P型

ATCは山手線に対応した、6型です

あー、かなり難しいこと言っちゃいましたね

ごめんなさい

よ、ようするに

どこだって走れます!

 

不吉な存在だなんて

どうか言わないでくださいよ

わたしも、わたしなりの毎日を過ごして

車両のひとつとして、働いていますから

 

もし、わたしの姿を本線上で見かけましたら

気軽に声をかけてくださいね

可能でしたら、ご挨拶します

タイフォン鳴らすわけにはいかないので

 

こころの中で、手をおおきく振りますね!

 

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ひとりでちゃんと、走れます!

 

「ありがとう」 嘘つき姫と盲目王子 二次創作詩

何を得て何を失い

そしてまた

わたしは何を手に入れたんだろう

 

茫洋とした記憶の中を

懸命に探り

手を伸ばしてみても

 

触れられるものは何もなく

だけれどもあなたの

あなたの笑顔だけが近くに揺らいでいて

 

間違ったことをしてきたのかな

誰かの涙の上に

わたしはいるのかな

 

もうかなしい顔を見るのは

充分に体験してきた気がするの

かなしい結末を

 

あなたはどうして微笑んでいるの

わたしが怖くないのかな

わたしがわたしがわたしわたし

 

(姫)

それはわたしなのかな

姫のわたし……

 

「おう、じ」

霧のかかった頭の中から

その一言が急に浮かんだ

 

やわらかく笑うあなた

わたしの王子

わたしの最愛の王子

 

「王子!」

あなたが抱きついてきた

(姫!)

 

もらった花束を崩すことの無いよう

しずかにわたしは地面に置いて

あなたの背に不格好な腕を回す

 

鋭い刃物で頭をえぐられたように

記憶が一気によみがえる

愛おしい旅の日々

 

あなたの隣りにわたしは

いてもいいのね

居場所があるのね

 

あんまり手間を掛けさせるんじゃないよ

見知った森の魔女のつぶやきが

ぱちんと弾けて耳に入った

 

これからわたし

あなたと一緒に

暮らしていけるんだ

 

王子と一緒に

そっか

そっか……

 

あなたが笑う

わたしも笑う

わたしたちの間で笑みが揺れる

 

(ありがとう)

「ありがとう」

ありがとう

 

 

 

おしまい

 

 

 

こんばんは。

まだ本調子になれないともみッス。

 

さてさて。

いつか、このシーンの詩を書いてみたいなあ。

そう思って幾星霜、やっと書いてみました。

原作のゲームからかけ離れてきていますが、どうしても姫と王子には、いままでつらいことがたくさんあった分、幸せになってほしくて。

姫の記憶を蘇らせています。

 

原作を大切にされているファンの方から見れば、邪道もイイトコでしょうけど。それではあっても、こう書きたかったんです。

もちろん、記憶を失ったままの姫と王子のその後も、温かいものに包まれていくだろうなあ。そう思います。

ではあっても、失明の治った王子と記憶の蘇った姫。このふたりには、いつまでもずっと笑顔でいてほしくて……。

それに、この設定に持っていかないと、今まで書いてきたわたしの二次創作がほぼ全て、水泡と帰してしまいますしw

 

そんなこんなで、余計なこととは思いつつ。詩のあとにこんな、ダラダラ説明文(イイワケ文?)を書いている次第です。

 

またこのシーンのお話を書くことも、今後あると思いますけど。

「あー、こいつは姫王子がとにかく幸せなら、そんで満足いくわけね」

と、お思いくださいまし。でも、ほんとはそれだけじゃないのよ?

 

などなど、ずいぶん長く書いてしまったので、おしまいーw

嘘つき姫と盲目王子は、本当に尊いのよ……。

 

 

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しあわせを、こころから願っています

 

おしまいまでお読みくださり、ありがとうございました。

笑顔も広くて(一次創作 詩165)

たまには大きく笑おうか

 

今まではさ

うつむいていたり

悲しい笑い顔だったり

つらい思いをしていたり

 

大きく広く笑ってみよう

 

はちきれんばかりに

ソラを駆けるばかりに

ほらキミの

足元だって笑っているよ

 

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Pinterestより