2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧
大丈夫だよ となりにいる となりにいるから 思えばずいぶんと 臆病になったね ひとりはそんなにイヤかい? 死ぬときはひとり なんて悟ったようなことを 言うわけじゃないけどさ まあ照れてしまうわけだよ そんなにも頼られるとね 無理もないだろう? せっか…
ねえ こんなこと思わない? ボクたちって 本当に数奇な出会い方をしたよね キミは誇らしげな歌声 反面ボクは好奇心 今振り返ると 確かに残酷な出会いだったかもしれない ボクは光を失い キミは歌声を失った でもさ そんな出会い方をしたから お互いのことを…
横目に見ながら進んできた だって見つめられてるのがわかってるのに こちらからもジロジロ見ては ちょいとばかり失礼と言うもの そんなことはあるまい 声が聞こえてきそうだ だけれども 薄い月が半分笑いながら昇り セミの声と おそらくはもう戻ってこない …
遠くからきっと見ていてくれる だからキミと歩いて行こう あの虹は希望のひかり 空気と 太陽光と 水と そのみっつのイタズラなんかじゃない 在るべくして起こった キミとの手を結んだ約束 フォロワーさまからいただきました こんばんは。 新型コロナワクチン…
ここのキツいカーブの先 あなたたちが待ってくれている 短いプラットホームひとつだけの 小さい駅であっても ああ見えてきた あなたたちがこちらを 心待ちにしてくれている カーブが終わる 直線のレールになる たむたむとレールが鳴る お待たせしました Pint…
がんばったね 精一杯やったね えらいよ 結果なんてあとから ついてくるもの 今はただ やり遂げた自分のことを うんと褒めて 認めてあげなさい よくやったよ うれしいよ わたしの誇りだよ Pinterestより
「今日こそ」 そして彼は心の内で大いなる決心を下すと、勇気凜々たる表情勇ましく、城中を後にしてきたのであつた。 どーわー。 アレだよね、小説って書けそうだけど、そうそう簡単には書けないものだね。 ボクは書いていたノートをパタンコと閉じて、むむ…
心配でたまらない ん? わたしのことじゃない ゆうのことだよ 本当にあの子はもう 射られた矢のように 興味の向くものへと すっ飛んでいってしまうのだから たしかにわたしは 王様ドラゴンとしての執務もあり 毎日がなんだかんだと忙しいが ゆうにとってみれ…
キミはたいてい寝ているんだよね だけれども 起きたときはなにかの とんでもない緊急事態であって できればそのまま やすんでいてほしい だってキミは「救援車」 いくつもの遍歴を超えて ここにこうしているんだものね ダブルルーフが歴史を物語る ありがと…
お話ししに行こう キミとお話ししたいんだ このレールを真っ直ぐ進んで ずっとずっと行こう キミと手を取ろう ボクの言葉を探してみて ずっとずっと行こう いっしょに手を取り合って Pinterestより
ささやくようにキミは笑ったね それからすぐに 満面の笑みってこれかって そう言いたくなるくらいに 大きく笑ってくれた オヒサマはまだねばりながら なかなか沈もうとはせず ねとつくような湿気の 動かない空気 静まった空気 気づけばひぐらしが大合唱して…
こんばんはー。 今日からまた暑くなってしまい、ついに溶けてしまったともみです。 ちょっとウソでした、溶けていません。溶けかかりです。 もうこの暑さは絶望的ですよね。古いですが絶望先生が近所に住んでいたら、 「絶望したっ! 公転する地球に絶望した…
キミがいてくれて この道先にはキミが 恐怖はもう消えた いだくのは畏敬の念 「ここ」を創ったものへの ひたすらに進めば良い 振り返る必要もない それでだって大丈夫なんだよ だれかの声がする 安心中庸の声がする だからキミがいてくれて ボクは前を見据え…
空気が動かない ぢっとしたまま動かない 雲は流れない 芒洋としたまま流れない ときは過ぎゆく 間もなく下り列車が来る 乗ろうか やめておこうか もう少しこの地を見て もう少し経験をして それも良いかな 枕木は重油で濡れている 犬釘は赤錆びて少々浮かん…
平気だよ なんとかなるよ はげましの言葉で そっと手をつないでみるよ わたしがここにいるから わたしがそばにいるから 歩けないならやすみましょう 眠れないなら語りましょう それはサボりじゃない もちろん怠惰でもない あなたが再び動けるまでの 大切な充…
「月明かりとプロポーズ」 王様ドラゴンとしての執務をやっと終えて、わたしはゆうの待っているねぐらに向かった。ニンゲンと魔物の交流が、だいぶ平和裏に進んできたのはとても喜ばしいことだが、その余波でゆうと触れ合える時間が、かなり削れてしまってい…
(いいかい、ゆう。いつだって未来を思い描くんだ) (それとね。いつも言っているけれど、力があることが強いんじゃない) (自分や誰かの悲しみを無くしてこそ、本当の強さだからね) おとうさん、いつもそう教えてくれている だからわたしも それを守って…
慣れというものは恐ろしくて 見えていたものまで 見えなくしてしまうよ 着ていたこころのお洋服だって 脱ぐことにためらいがなくなってしまう 慣れというものは立派で 見えている風景を 見知らぬ景色に変えてしまうよ だからその都度着替えればいい いつでも…
確かにこの視線の先 みんなが求めてやまない 自由って言うものがある そんなにも 束縛から逃れたいんだね だけど ある程度の縛りが無いと 生物として行動が 取れなくなってしまうよ 不自由の中に自由がある その裏返しもまた ボクかい? 見ながらこうして 愚…
最後に会ってから だいぶ経ってしまったね このとおりボクも 元気に過ごしているよ 繰り返した怠惰と 交わらない感情の果て 少しずついろんなことを 処分していこう きっとより良い結果になる 元気な姿を目に焼き付けて 奇跡なんて起きないから 未来からアク…
この列車に乗って ずっとずっと行けば必ず キミに会えるんだ どれだけ時間がかかっても 闇夜の中だって 朝もやの中だって 迷うことなく突き進むんだ 影なんて捨て去って走るんだ オヒサマは翳り また雲が突き抜ける 風は歌って 星々はつらく泣いた さあそれ…
そんなにも温もりを 欲しがらないでおくれよ そんなにも嬉しさを 強調しないでおくれよ 大丈夫だよ あなたの思いはよくわかる 大丈夫だよ わたしもこうして隣にいるよ 時間がもう 止まったままなら良いのにね Pinterestより
こんばんは。 今日の記憶のほとんどを無くしちゃった、うっかりじゃないんよのともみです。 たぶん、疲れと言うよりも中の子たちのなんらかの働きかけかなあ、と思っています。と言うのも、交換ノートアプリに管理人格さんが書いていてくれたから。 「心配い…
「初めてひとりで」 嬉しさのあまり、わたしは目を見開いてしまった。 だって、「しゅぎょう」をひとりでできるなんて! 今まで、おとうさんにすっごくいっぱい、お手伝いしてもらってたけど。 今日は、ひとりでふもとまで。 (よーし、頑張ってみる!) お…