創作全般よっこらしょ

二次創作とか、詩など 日常のことも (現在一部の記事に画像障害が発生しています)

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「こわくなんてない」 嘘つき姫と盲目王子 二次創作詩

こわいけれども こわくなんてない ボクの手は姫とつながれていて 静かだけれどぬくもりが確かに伝わる ほんとうのことを いつかは打ち明けないといけない 王子に嘘をつき続けるわけにも 立ち行かなくなることもわかってる だから進みたいんだ キミと進みたい…

「わたしの爪、護るための爪」 嘘つき姫と盲目王子 二次創作詩

知っている わかっている あなたたちに罪はない 重ねて言うなら わたしたちにも罪はない ただね? いまだけはダメなの 近くに来てほしくないの 本当にそれだけ 王子をわたしは護る 運が悪いとか 悪く思わないでとか キレイごとは言わない だってすでに わた…

「いつか触れられる日まで」 嘘つき姫と盲目王子 二次創作まんが

調子に乗った こんばんは 久しぶりにお絵かきして、やっぱりその楽しさに気づいた、調子に乗ってるともみです つーのも、Twitterのお友だち、ミリアさんが 以前に姫を(嘘つき姫と盲目王子のよ?)描いてくださって それを模写させてもらったわけなんです ほ…

明日の向こう側(一次創作 詩051)

明日が泣いていたけれど ボクはちょうどそのときに ハンケチを持ち合わせておらず ただキミがゆらゆらと かなたに遠ざかってしまう その後姿を見送るよりなかったんだ 明日の向こう側から 軽便軌道に乗せられて 今日も訪ねてきてくれたけれど ボクにはあわせ…

海の駅、この先(一次創作 SS05)

松の防風林の中、わたしたちはコトリコトリと揺られて。海の聴こえてくる駅をいくつか通り過ぎた。夏の峻烈な陽射しが、どう言うわけかとても懐かしくて、扇風機しか働いていない車内も、いくらか涼しく感じられるから不思議だ。 「次の駅?」 「うん」 あな…

ソラに恋したんじゃない(一次創作 SS04)

もうさっぱりと。忘れてしまい、気持ちも切り替えて。 「またそう言う」 わたしはちょっと、困った顔になっているだろう。だって、忘れることができないからこそ、ここにいるんだもの。でも、あなたは、 「切り替えてみよう」 表情と言葉で繰り返す。さらに…

もしも慰みがあるのなら(一次創作 詩050)

泣いていたのは わたしの気持ちやこころではなくて 大きなソラや 澄み渡った空気や レールと枕木の 重さに耐えているバラスト 悲しいから ちがうの わたしは大丈夫 せめて慰みをいただけるなら 赤く錆の浮き出た 犬釘たちにもたらしてください Pinterestより

泉の中には(一次創作 詩049)

泉の中にはカミサマがいる なんでも知ってる なんでもできちゃう カミサマがいる あなたの中にもカミサマがいる 見ようとしていないだけで 見つかっていないだけで 願いをかなえられるカミサマがいる こころの泉はあなたを映す あなたのことを照らし出す 忘…

「永遠の果て先まで 3」 嘘つき姫と盲目王子 二次創作小説

永遠の果て先まで 3 挙式が無事に終わって。 ボクたちふたりは、手を取り合い。 教会の敷地を散歩していた。 新緑が、目に眩しいほどに萌えていて。 吹き渡る風がとてもやさしい。 「気持ちいいね」 「うん」 姫が、よほど嬉しいのか、手をぶんぶんしながら…

「永遠の果て先まで 2」 嘘つき姫と盲目王子 二次創作小説

永遠の果て先まで 2 そして、誓いの言葉。 ボクは姫をしっかりと見ながら。 姫もボクをまっすぐに見てくれながら。 姫の目に、涙がまだ光っていたけれど。 とてもとってもにこやかに。 ボクを見て、笑みを浮かべてくれた。 もう、言うまでもないのかもしれ…

「永遠の果て先まで 1」 嘘つき姫と盲目王子 二次創作小説

こんばんは 連続で更新しちゃいます と言うのも、ノンキさんの作成された姫王子が素晴らしすぎて ここに、文章化させていただきますー! と、大それた野望に包まれたともみです では、今回は長い前置きにしないで、さっくりと始めますね あ! 3回に分けての…

ここがわたしの場所(一次創作 SS03)

ここがわたしの場所 お花畑になんて、最初からかなわないって思ってるよ。だって、あそこは選りすぐられた、本当のエリートさんが咲き誇る場所。 わたしは……。 わたしは、ここでいい。土は固いし、いつ誰に踏まれちゃうかもわからないけど。 わたしは、ここ…

有閑のレールエンド(一次創作 詩048)

電車区の奥のほう そこがわたしたちの定位置 いや もうねぐらかもしれないね めったに表には出ず いつもはひっそりとして 有閑な毎日を過ごしているし 何より奥にいるから そうそうかんたんに 本線を走らない 本線とはあまり縁のない そんな毎日 でも 新しく…

「こわいものなど、もう」 嘘つき姫と盲目王子 二次創作詩

こんばんはー 久しぶりに(でもない気がするけど)あたまの中が、姫王子一色に染まりきってなお、姫と王子がらぶらぶちゅーな妄想に支配されているともみッス と言うのも、Twitterのほうで妄想(えっちいほうねw)大爆発させてしまったからでして、ええ だっ…

けものフレンズ 雑感

けものはいても こんばんは たくさんのフレンズがいますが、やっぱりフェネックが一番と信じている、アライさんになりたいともみです はいはい まあ、そんなわけでして 今回は「けものフレンズ」の雑感です いやあ、細かく分析してレビューを、とかも思いま…

ねがいをかたちに(一次創作 詩047)

わたしはちょっとだけ 自信なくうなずいたんだ キミからの 「ついてこられるかい?」 むかしからの見知った道だけど キミのようには歩けないし ましてや走ることなんて でも この先だってずっとずっと いっしょの景色を いっしょの空気を いっしょの体温を …

嫉妬となる前に(一次創作 詩046)

わたしの世界では まだまだ寒い日が続いていて 油断は禁物なの ふわふわで暖かそう? そっか そんな感じに見えるのね だけど あまり勝手に想像してほしくないなあ わたしなりの生き方だってあるし それはあなたにだって 同様のことでしょう? だって 羨望の…

「ほんとうは」 嘘つき姫と盲目王子 二次創作詩

興味のないフリをしてた ちょっとうるさいな そんなふうに思うこともあった いつからかな やっぱり王子の拍手がないと 物足りなくなっちゃった 贅沢だったのかもしれないね だけど本当に嬉しかったの だってさ もらえる王子からの拍手のために うたっている…

耳に届くささやき、落ちるのは湿った空気(一次創作 詩045)

鈍色のソラは決してキライじゃない 晴天の青々としたソラのほうが すべてさらけ出させられるようで むしろこわいんだ 街灯は勘違いして ぽうとひかりを灯し 垂れた雨雲は ここぞとばかりに 低くひくく走っていく 気の早い蚊の群れが くうんくうん鳴きながら …