創作全般よっこらしょ

二次創作とか、詩など 日常のことも (現在一部の記事に画像障害が発生しています)

鉄オタ

B・SN・P・C(一次創作 詩166)

わたし、あんまり本線を走ることはなくて ちょっと緊張しています と言うのも、いざ走るときは あまりよろしくない出来事と ワンセットになってしまうから あ、わたしのことを 「初めて見たよ」 って言うかたも多いかもしれませんね クモヤ143、って言います…

白い砂(一次創作 詩163)

もうむかしのことになりました 今では使われていない 当時でも古びたプラットフォームから わたしの仲間たちはそれでも 元気よく出発したものです 乗ってくださる皆さんが にこにこと微笑んでくださって 本当に楽しんでくれているんだ その思いがわたしたち…

凌駕(一次創作 詩160)

この寒さ、何するものぞ この吹雪、何するものぞ わたしには約束がある 反故にするわけにはいかぬ 守り通してこその約束 破り捨てるわけにもいかぬ 果てすらも凌駕し 向こう側にあるさいわいの地まで Pinterestより

キロポスト(一次創作 詩157)

汐留駅(新橋駅) ここが日本の鉄道発祥の地になります 無愛想に立っている「0」は キロポストと言う 始点からの距離を示すもの 「0」ですから ここがスタート地点だったんです さまざまな変遷を経て 今ではなくなってしまいましたね だけれども 始まりが…

思い出して(一次創作 詩155)

もしもあなたが とても寂しい思いをしているのなら わたしのことをどうか 思い出してくださいね 場所は遠く離れていても ありきたりとわかっていますが こころは根っこでつながって ともにありますよ なつかしい思いを いだいてくれたのなら いつだっていら…

続く何かがあるから(一次創作 詩153)

そろそろさすがに 疲れが出てきました 毎日頑張っていますけど お仕事が終わると もうぐったりしてしまいます それでもわたしは 明日も走ります 大切なみなさんが 頑張って頑張り抜いて 生活を続けている限り Pinterestより

錆びた闇(一次創作 詩150)

そぼ降る雨はとても冷たく 霧が満ちているように 視界を強制的に滲ませる 上り列車も来ない 下り列車はさっき行ってしまった 濡れて錆が増した軌道 重油の枕木 浮いてしまった犬釘 疲れてしまったのは鈍雲と わたしの足元低い闇 Pinterestより

弱ささえまた(一次創作 詩131)

決して照れているわけでは無いんですが 注目されてしまうと この胸もドキドキとするものですね 大丈夫です 任せてください わたしはそんなに 弱く在るわけでは無いのですから Pinterestより

直感(一次創作 詩125)

進む先がもしもよく見えなかったら 注意しながら行くのはもちろんだけれど 自分の直感と言うものを信じてみるのも またひとつの方策だよ 直感を侮ってはいけない それはあなたがここまで生きてきた 多数の経験則から導き出される 選択に値すべきこと とは言…

慮り(一次創作 詩119)

なんだかちっこい 頼りなさそう わかります そう言われて幾星霜 だけれども わたしもきちんと走っています するべきことはしています 外見で判断する前に 少しで良いです 慮ってみませんか Pinterestより

わかっているから(一次創作 詩115)

苦手なことは先送りにしてきた これからだって きっとそうなるだろう だけれどもしなければならない 立ち向かわなければならない そんな急ぎ足のときも来る わかっているから 景色がにじむほどに 涙が止まらないんだ Pinterestより

末尾に「9」を背負うもの(一次創作 詩112)

ちからを借りることは 決して恥ずべきことじゃない 今できないのなら 今借りればいい できるようになってから 恩返しをすればいい ちからを貸す側も 喜んでいること 多いんだよ Pinterestより

遍歴(一次創作 詩106)

キミはたいてい寝ているんだよね だけれども 起きたときはなにかの とんでもない緊急事態であって できればそのまま やすんでいてほしい だってキミは「救援車」 いくつもの遍歴を超えて ここにこうしているんだものね ダブルルーフが歴史を物語る ありがと…

このままで良い(一次創作 詩102)

空気が動かない ぢっとしたまま動かない 雲は流れない 芒洋としたまま流れない ときは過ぎゆく 間もなく下り列車が来る 乗ろうか やめておこうか もう少しこの地を見て もう少し経験をして それも良いかな 枕木は重油で濡れている 犬釘は赤錆びて少々浮かん…

待ち人の駅(一次創作 詩097)

この列車に乗って ずっとずっと行けば必ず キミに会えるんだ どれだけ時間がかかっても 闇夜の中だって 朝もやの中だって 迷うことなく突き進むんだ 影なんて捨て去って走るんだ オヒサマは翳り また雲が突き抜ける 風は歌って 星々はつらく泣いた さあそれ…

時間の澱(一次創作 詩095)

ロングシートの向こう側に 明日のしるし、ずっと広がっていて 思うことぜんぶ 持っていかれそう それははかなさよりも どこかにつながった、時間の澱で 抜け出せるかな 強いお酒に没薬入れて 明日のしるし、ずっと広がったまま 揺られていたい欲求も 途中下…

マニ50 2186 述懐する(一次創作 詩094)

ご覧の通り、桜が咲き誇っていた頃のことでした ちょっと所用があって わたしは外出したんです とは言え、自分だけでは 走ることができないので 牽引してもらった形になります 配給輸送って言うんですけど フツー、ご存知ないですよね ちゃんと用事は済ませ…

練習の成果(一次創作 詩091)

いよいよ、走る順番が回ってきた 自信を持とう 何回も重ねた試運転運用 旅客さん無しの回送運用 大丈夫、できる みんなが祝福してくれている それをも自信につなげよう 車掌スイッチで、ドアが閉扉された 側灯が消える 駅長さんが、緑のカンテラを振った ブ…

お悩み相談室(一次創作 詩090)

こ、こんにちは…… 初めまして、ボク、国鉄時代の貨車です あ 名前は、ヤ500型って言います 弟もいます ヤ550型です ボクたち、通称「薬剤散布車」って言われてます あ、そうそう 名前の前に、ちっちゃく「ロ」って書いてあるのは ボク、足があまり速くないの…

痛いこと(一次創作 詩079)

後悔したこともたくさんある 後ろ髪引かれたことだって たくさんたくさん それでも結局ボクたちは 進むしかないんだ 嫌でも苦しくてもつらくても こころの痛いこと それは誰かに対しても痛いこと みんなに対して痛いこと だから それらをいだいて生きなきゃ…

同じ景色を(一次創作 SS06)

「なあにこれ? 雪だらけだね」 急行「天北」 興味を持った証拠、キミは鼻に手の甲を当てながらそう言った。 「んー、むかし貧乏旅行したときの写真」 「さすが鉄オタ」 そう言うキミも、りっぱな鉄子になりつつあるよ。まあその言葉は飲み込んだ。 「北海道…

出発信号機(一次創作 詩077)

エンジンの調子が良いみたいだね 大丈夫、安心していい キミたちはダイヤグラム通りに ちゃんと走っている とても頼もしく とても美しい そのまま悩みあぐねることなく それぞれのレールを行きなさい 安心していい 結果は、あとから付いてくる 出発信号機は…

休息、ずっと(一次創作 詩075)

そんなにもわたし 珍しいでしょうか たしかにいただいている形式も 試作であることを示す 900番台ですけれど 皆さんを思って走ったことは 誰にも負けていません でもちょっと疲れました 休みますね やすみますね Pinterestより

ちぐはぐ(一次創作 詩073)

ちょっと、いや、かなり わたしたち、ちぐはぐでしょうか たしかに急行形であるわたしを始め 荷物車もくっついていたり 塗装も違っているし うーん まとまった感じが無いのは否めませんね でも、これが最善に近いかたち みなさんの要求通り、素直に わたした…

夏雲のように(一次創作 詩071)

ときどき素直になれなくなって ありがとうの一言さえ のど元につっかかって なんか曖昧模糊とした そんな笑顔でごまかしちゃう 本当は言いたいの ちゃんとお礼をしたいの 包んでくれてる夏の空気が もうちょっとだけぬるんだら きっとわたしも素直になれる …

白昼(一次創作 詩067)

壊れてしまった 終わってしまった いくら泣いても いくら嘆いても もう戻らない これも己が欲したもの わかっていながら 歩んだ茨の道 笑っていいのは キミじゃない 忘れてしまった白昼だ Pinterestより

第一義(一次創作 詩064)

ありがとう こんなにお客さん、乗ってくれて くじけそうだけど ボクには役割がある みんなの安全な輸送 第一義にして最終的なもの 疲れてるよ でも、走らなきゃ もうボクには それしか見えていないんだもの 終点までよろしくお願いします ありがとう Pintere…

スペクトラムと解答例(一次創作 詩062)

わからないことは放っておいた その場に行くまで 状況などつかめるわけがないから だけどわかってしまった瞬間に たいていのものは崩落し瓦解する たどり着いてみてもね レールは決して真っ直ぐじゃないから 視界に入って理解しようとしても 答えなんてやっ…

それもまた(一次創作 詩056)

わたしたちにも目標がありました 鉄路と鉄路をつなぎたい そんな目標がありました 目標は次第に 希望へと変わっていって 希望はいつしか かなわぬものとなってしまいました 日本一の赤字路線 わたしたちにつけられた二つ名です 悔しかったです 残念でした し…

ありがとうの言葉で(一次創作 詩055)

がんばってきたなあ うん、ここに着くまで 本当にがんばってきた 貨物列車の車掌さんを乗せ 緩急車としての使命も負って だけど最後の頃の車掌車だからか みんなからは、 「ヨハチ」 って呼ばれたりして ちょっと照れたり嬉しかったり 貨物列車に車掌車が編…