創作全般よっこらしょ

二次創作とか、詩など 日常のことも (現在一部の記事に画像障害が発生しています)

鉄オタ

慮り(一次創作 詩119)

なんだかちっこい 頼りなさそう わかります そう言われて幾星霜 だけれども わたしもきちんと走っています するべきことはしています 外見で判断する前に 少しで良いです 慮ってみませんか Pinterestより

わかっているから(一次創作 詩115)

苦手なことは先送りにしてきた これからだって きっとそうなるだろう だけれどもしなければならない 立ち向かわなければならない そんな急ぎ足のときも来る わかっているから 景色がにじむほどに 涙が止まらないんだ Pinterestより

末尾に「9」を背負うもの(一次創作 詩112)

ちからを借りることは 決して恥ずべきことじゃない 今できないのなら 今借りればいい できるようになってから 恩返しをすればいい ちからを貸す側も 喜んでいること 多いんだよ Pinterestより

遍歴(一次創作 詩106)

キミはたいてい寝ているんだよね だけれども 起きたときはなにかの とんでもない緊急事態であって できればそのまま やすんでいてほしい だってキミは「救援車」 いくつもの遍歴を超えて ここにこうしているんだものね ダブルルーフが歴史を物語る ありがと…

このままで良い(一次創作 詩102)

空気が動かない ぢっとしたまま動かない 雲は流れない 芒洋としたまま流れない ときは過ぎゆく 間もなく下り列車が来る 乗ろうか やめておこうか もう少しこの地を見て もう少し経験をして それも良いかな 枕木は重油で濡れている 犬釘は赤錆びて少々浮かん…

待ち人の駅(一次創作 詩097)

この列車に乗って ずっとずっと行けば必ず キミに会えるんだ どれだけ時間がかかっても 闇夜の中だって 朝もやの中だって 迷うことなく突き進むんだ 影なんて捨て去って走るんだ オヒサマは翳り また雲が突き抜ける 風は歌って 星々はつらく泣いた さあそれ…

時間の澱(一次創作 詩095)

ロングシートの向こう側に 明日のしるし、ずっと広がっていて 思うことぜんぶ 持っていかれそう それははかなさよりも どこかにつながった、時間の澱で 抜け出せるかな 強いお酒に没薬入れて 明日のしるし、ずっと広がったまま 揺られていたい欲求も 途中下…

マニ50 2186 述懐する(一次創作 詩094)

ご覧の通り、桜が咲き誇っていた頃のことでした ちょっと所用があって わたしは外出したんです とは言え、自分だけでは 走ることができないので 牽引してもらった形になります 配給輸送って言うんですけど フツー、ご存知ないですよね ちゃんと用事は済ませ…

練習の成果(一次創作 詩091)

いよいよ、走る順番が回ってきた 自信を持とう 何回も重ねた試運転運用 旅客さん無しの回送運用 大丈夫、できる みんなが祝福してくれている それをも自信につなげよう 車掌スイッチで、ドアが閉扉された 側灯が消える 駅長さんが、緑のカンテラを振った ブ…

お悩み相談室(一次創作 詩090)

こ、こんにちは…… 初めまして、ボク、国鉄時代の貨車です あ 名前は、ヤ500型って言います 弟もいます ヤ550型です ボクたち、通称「薬剤散布車」って言われてます あ、そうそう 名前の前に、ちっちゃく「ロ」って書いてあるのは ボク、足があまり速くないの…

痛いこと(一次創作 詩079)

後悔したこともたくさんある 後ろ髪引かれたことだって たくさんたくさん それでも結局ボクたちは 進むしかないんだ 嫌でも苦しくてもつらくても こころの痛いこと それは誰かに対しても痛いこと みんなに対して痛いこと だから それらをいだいて生きなきゃ…

同じ景色を(一次創作 SS06)

「なあにこれ? 雪だらけだね」 急行「天北」 興味を持った証拠、キミは鼻に手の甲を当てながらそう言った。 「んー、むかし貧乏旅行したときの写真」 「さすが鉄オタ」 そう言うキミも、りっぱな鉄子になりつつあるよ。まあその言葉は飲み込んだ。 「北海道…

出発信号機(一次創作 詩077)

エンジンの調子が良いみたいだね 大丈夫、安心していい キミたちはダイヤグラム通りに ちゃんと走っている とても頼もしく とても美しい そのまま悩みあぐねることなく それぞれのレールを行きなさい 安心していい 結果は、あとから付いてくる 出発信号機は…

休息、ずっと(一次創作 詩075)

そんなにもわたし 珍しいでしょうか たしかにいただいている形式も 試作であることを示す 900番台ですけれど 皆さんを思って走ったことは 誰にも負けていません でもちょっと疲れました 休みますね やすみますね Pinterestより

ちぐはぐ(一次創作 詩073)

ちょっと、いや、かなり わたしたち、ちぐはぐでしょうか たしかに急行形であるわたしを始め 荷物車もくっついていたり 塗装も違っているし うーん まとまった感じが無いのは否めませんね でも、これが最善に近いかたち みなさんの要求通り、素直に わたした…

夏雲のように(一次創作 詩071)

ときどき素直になれなくなって ありがとうの一言さえ のど元につっかかって なんか曖昧模糊とした そんな笑顔でごまかしちゃう 本当は言いたいの ちゃんとお礼をしたいの 包んでくれてる夏の空気が もうちょっとだけぬるんだら きっとわたしも素直になれる …

白昼(一次創作 詩067)

壊れてしまった 終わってしまった いくら泣いても いくら嘆いても もう戻らない これも己が欲したもの わかっていながら 歩んだ茨の道 笑っていいのは キミじゃない 忘れてしまった白昼だ Pinterestより

第一義(一次創作 詩064)

ありがとう こんなにお客さん、乗ってくれて くじけそうだけど ボクには役割がある みんなの安全な輸送 第一義にして最終的なもの 疲れてるよ でも、走らなきゃ もうボクには それしか見えていないんだもの 終点までよろしくお願いします ありがとう Pintere…

スペクトラムと解答例(一次創作 詩062)

わからないことは放っておいた その場に行くまで 状況などつかめるわけがないから だけどわかってしまった瞬間に たいていのものは崩落し瓦解する たどり着いてみてもね レールは決して真っ直ぐじゃないから 視界に入って理解しようとしても 答えなんてやっ…

それもまた(一次創作 詩056)

わたしたちにも目標がありました 鉄路と鉄路をつなぎたい そんな目標がありました 目標は次第に 希望へと変わっていって 希望はいつしか かなわぬものとなってしまいました 日本一の赤字路線 わたしたちにつけられた二つ名です 悔しかったです 残念でした し…

ありがとうの言葉で(一次創作 詩055)

がんばってきたなあ うん、ここに着くまで 本当にがんばってきた 貨物列車の車掌さんを乗せ 緩急車としての使命も負って だけど最後の頃の車掌車だからか みんなからは、 「ヨハチ」 って呼ばれたりして ちょっと照れたり嬉しかったり 貨物列車に車掌車が編…

だから、笑って(一次創作 詩054)

心配いらないよ わたしの寿命は、もう察しているから まもなくここが、廃線になることも その後の私自身が 受けるであろう処遇も 悲しい顔を、だからしないで 幸せものだもの、わたしは 最後の最後まで 笑顔で走り続ける あなたも笑顔で、わたしに乗って Pin…

方向幕を動かせるよ!!(PC上で)

方向幕、語り尽くせぬ魅力 こんばんはー ここんトコ、イラスト練習に目覚めた下手の横好きともみです まあ、近況はおいといて 今日は偶然見つけた、方向幕シュミレータのご紹介! 以前にも、方向幕について熱く語ってしまった記事がありましたが こちらね to…

明日の向こう側(一次創作 詩051)

明日が泣いていたけれど ボクはちょうどそのときに ハンケチを持ち合わせておらず ただキミがゆらゆらと かなたに遠ざかってしまう その後姿を見送るよりなかったんだ 明日の向こう側から 軽便軌道に乗せられて 今日も訪ねてきてくれたけれど ボクにはあわせ…

海の駅、この先(一次創作 SS05)

松の防風林の中、わたしたちはコトリコトリと揺られて。海の聴こえてくる駅をいくつか通り過ぎた。夏の峻烈な陽射しが、どう言うわけかとても懐かしくて、扇風機しか働いていない車内も、いくらか涼しく感じられるから不思議だ。 「次の駅?」 「うん」 あな…

もしも慰みがあるのなら(一次創作 詩050)

泣いていたのは わたしの気持ちやこころではなくて 大きなソラや 澄み渡った空気や レールと枕木の 重さに耐えているバラスト 悲しいから ちがうの わたしは大丈夫 せめて慰みをいただけるなら 赤く錆の浮き出た 犬釘たちにもたらしてください Pinterestより

有閑のレールエンド(一次創作 詩048)

電車区の奥のほう そこがわたしたちの定位置 いや もうねぐらかもしれないね めったに表には出ず いつもはひっそりとして 有閑な毎日を過ごしているし 何より奥にいるから そうそうかんたんに 本線を走らない 本線とはあまり縁のない そんな毎日 でも 新しく…

雪積もり、おだやかに(一次創作 詩040)

今日は比較的に楽です なんせ、雪がやんでいますから 横殴りの吹雪の中でも わたしたちは走りますが やっぱりおだやかなお天気ですと 気持ちも少し、弾みますよね エンジンの調子も、今日は良いので ゆっくりゆっくり クラッチをつないでもらって わたしもに…

夕暮れを乗せて(一次創作 詩039)

こうして振り返ってみると ふと、思い返してみると 去年は、紅葉がとても見事だったなあ 特に、夕刻のが いつも走っている、ボクにとって馴染みの そんな風景だったけど お客さんみんなが、わぁって 車窓からの眺めを、喜んでくれてた そりゃあ嬉しくなるも…

雪をも溶かす(一次創作 詩037)

よろしくお願いします その思いとともに手渡される 単線手動閉塞方式のタブレット 雪はやんでいても 凍りつくような寒さが ピンと張り詰めていて タブレット交換にも一苦労 腕木信号機が現役だった時代 わたしたちはこんなふうにして 信号機を動かし 安全確…