待っているから (一次創作 詩001)
キミのいないせまいお布団も
だいぶ慣れてきたし
ごちゃったせまいワンルームの
閉じ込められた空気にだって
慣れてきたよ
だけどね
やっぱり左側を向いて
朝目覚めたんだ
どこかにキミの姿を
キミのぬくもりを追い求めていて
また帰ってきてくれたら
それはそれで騒がしい毎日に
きっとなるだろうけれど
今はとても懐かしいんだ
今はとても恋しいんだ
いつでもおいで
安らげる空間を用意しておくから
キミの好きないちごヨーグルトも
とろけるチーズだって
ちゃんと買っておくからさ
ボクは待っているよ
いつまでだって待っているよ
飼い主をずっと待っていた
渋谷駅の忠犬のように
決して忘れられないキミのことを