意地 (一次創作 詩027)
山間部の一定しないカーブ
牽引すべき貨物はとても重たく
ひとときも油断できない
休憩したくとも
ボクが停車できる駅は非常に限られていて
次第に汗がにじんでくる
そろそろ秋めいて
空気も爽やかなものになっていて
ではあれ緊張が続くからか
これは誇りと呼べないな
そう
強いて言うなれば
ボクの意地
負けん気だけは誰よりもある
普通旅客列車などにあたまは下げない
下がりきらないボクの熱と
誰にも負けることのない強気の意地を
見せてあげるから