創作全般よっこらしょ

二次創作とか、詩など 日常のことも (現在一部の記事に画像障害が発生しています)

慮り(一次創作 詩119)

なんだかちっこい

頼りなさそう

 

わかります

そう言われて幾星霜

だけれども

わたしもきちんと走っています

するべきことはしています

 

外見で判断する前に

少しで良いです

慮ってみませんか

 

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Pinterestより

 

「わたしの、彼の」 〜ズッキーさんのイラストと共に〜 嘘つき姫と盲目王子 二次創作小説

「わたしの、彼の」

 

 

 

本屋大賞で一位だって)

わたしは墓前に立ち、数ヶ月前に出版されたばかりの書籍を胸にかき抱いて、報告をした。森の中の小さな空き地。この墓地では、少々場に相応しくないような人物が眠っている。

(いつかは、って。夢だったんだもんね、王子)

わたしの永遠に愛する人物がみまかり、やっと落ち着いて遺品整理をしていたら。書きためた原稿が、大量に見つかった。わたしも、彼の執筆姿を何度も見ているし、いつかは出版できたらいいねと、語らったことも多々ある。彼は息を引き取るまで、市井の人物としてわたしと共に暮らしていた。なので、王家の墓には祀られていない。小さな、森の中の墓地を自ら選んで、そこに眠った。

息子も随分と反対をしたものだ。そして、王家に戻って欲しいとさんざん言っていた。だけど彼の意志は変わらなかった。その貫き通す姿は、若年の頃からまるで変わっていなかった。

元々がバケモノのわたし。ニンゲンの彼とは寿命がまるで違っている。見送ったときには、飾りでなく喪に服し、涙に明け暮れた。いつか別れてしまうこと。覚悟はできていた、わかっていた。いや、わかったつもり、でいたのだ。現実を突きつけられたとき、初めてわたしは運命を呪った。そんなものがあれば、だが。

「おばあちゃん」

ついつい、と袖口を引かれた。

「なんだい?」

「はやく、ご本の続き読んで」

「ああ、ごめんねえ。じゃあ帰ったら、続きにしようね」

「うん!」

孫も大きくなった。それを思えばわたしは、なんと恵まれていることか。

夢想を頭の中で軽く振って、わたしは孫の手を引き、従者と馬車の待つ森の出口へ向かう。この身分にも慣れてしまった。窮屈であるし、自由らしい自由もなかなか見つからないが、わたしの胸中にはずっと、彼が生き続けている。

「ご本は好きかい?」

「うん! 大好き!」

孫の笑顔が、彼の笑顔と重なる。少しだけ涙が溢れそうになった。

(また来るね)

心の中で彼と話すとき、わたしはついつい、昔の口調になってしまうが。それくらいは許されることだろう。

さあ、気持ちを切り替えて。墓前への報告も済んだ。孫にたくさん聞かせてあげよう。この童話集、『嘘つき姫と盲目王子』を。

 

 

おしまい

 

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心温まる、やさしいイラストです

 

こんばんは。

やっぱり「嘘つき姫と盲目王子」はてぇてぇ、姫も王子も大好きともみっす。

今回は、お友だちのズッキーさんが描かれた上記のイラスト。孫にお伽話を聞かせている王子ですね、こちらを見て、

「おうおお!」

と、勢いで書いたものです。ツイートしましたが、「オマージュ」って言うとかっこいいですねw

姫視点から書いてしまいましたが、王子視点からのお話も良きかなあなんて思っています。そのうち書いちゃうかもですが、その際はどうかまたお付き合いください。

イラストの掲載を快諾してくださった、ズッキーさん。本当にありがとうございました! 良かったらまた、何か書かせてくださいね。

 

 

おしまいまでお読みくださり、ありがとうございました。

「好きを届けたい」 わるい王様とりっぱな勇者 二次創作詩(R15ぐらい?)

気になり始めちゃった……

その、ね?

わたしよりも年下で

なのに頼りがいがあって

満面の笑みが、本当に

ま、まぶしいの

 

その子の名前は、ゆう

勇気のゆう、勇者のゆう

ステキな女の子

それだけじゃなくって

か、かわいい女の子なの

 

出会って最初の頃は

わたしがリードしてると思ってた

わたしがいろいろ教えなきゃって

そう思ってた

 

あっさりと打ち砕いてくれたわ

きっとわたし

その瞬間から、好きになっちゃったんだ

わたし

好きな子ができちゃったんだ……

 

一緒の時間を過ごしたい

一緒に笑い合いたい

かなうなら

っ、手もつないで、みたいの

それだけじゃなくって

えーっと

わたしも覚えたばかりだけど

その、いろんなことも……

いろいろ一緒にしたい

 

ゆう

わたしいつの間にか

あなたのこと、大好きに

なっちゃったみたいなの

そのうち

近い未来に

この気持ち、届けられるかな

 

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隣にいるだけで、鼓動、おかしくなる……

 

解離疲れ ~解離性同一性障害の困ったちゃん~

こんばんはー。

いくぶん慣れてきたものの、人格交代にとても力を使う不器用ともみです。

 

さてさて。

タイトルですが、解離性の障害について。で、その最たるものである「解離」と「疲れ」のお話です。つか、創作じゃなくてごめんなさい

 

今日は地元の地域支援センターで、定期的なお話し合い、面談ね、をしてきたんですけど。その最中にまあ、予想通り解離が起きまして。人格交代(スイッチング)をずいぶんと長いことしていたんです。

予定の時間をオーバーしている時点で、わたし(オリジナルのともみね)に戻ったんですけど。

あー、なんか中の子たち、話すことたくさんあったのね。

などと気軽に考えていました。

 

ですが、帰り支度をしているあたりで、全身がクタクタになっていて。本当にふらつきながらセンターをあとにし、いつものドトールに入って休憩、としたら。動けなくなっちゃった。

 

ふだんも解離は起きていますけど、ここまで疲れたのは久しぶりで。そうとうにメンタル削ることがあったんでしょうが、なんせわたしは解離中の出来事、記憶を共有できない。よって、正直言って原因不明。

 

中の子も、それじゃいかんと思ってくれたらしく、交換ノートアプリに書き込むよー、とTwitter経由で伝言受けたんですが、まだ書き込まれていない。ま、そのためには人格交代が必要になるので、今日はもうこれ以上疲れさせないために、中の子なりに考えてくれたみたいです。なんともわかんないけどね。

 

あ、交換ノートアプリについては、こちらの記事をご参照ください。

 

tomomikoshigaya.hatenablog.com

 

で、帰宅してから頓服薬飲んで、ぶっ倒れて寝ました。そのおかげもあってか、今はだいぶ通常運転に近づいていると思います。

 

よくよく思えば、解離ってめちゃくちゃに脳を使っていることなので、疲れて当たり前らしいですが(主治医・カウンセリングの先生共に言ってた)、さらに中の子たちの活動が活発だったりすると、ねむけが来ちゃうんですよね。

 

良くも悪くも、解離性のいろんな障害とはお付き合いしないといけないので、疲れが出たらなるべく早めにやすみたいな、やすめるような環境を作らないとな。

なんて思いました。

 

下書きしないでいつもどおりに書き進めちゃったため、実のない記事ですけど。

「こんな障害あるのかー」

みたいに感じていただければ、嬉しいです。

 

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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Pinterestより