明日の向こう側(一次創作 詩051)
明日が泣いていたけれど
ボクはちょうどそのときに
ハンケチを持ち合わせておらず
ただキミがゆらゆらと
かなたに遠ざかってしまう
その後姿を見送るよりなかったんだ
明日の向こう側から
軽便軌道に乗せられて
今日も訪ねてきてくれたけれど
ボクにはあわせる顔がなくて
下を向いて涙したんだ
大きく揺れる軌道の先で
まだ間に合うのかい
それだったらせめて
ボクの慟哭を少しだけ聴いておくれ
明日が泣いていたけれど
ボクはちょうどそのときに
ハンケチを持ち合わせておらず
ただキミがゆらゆらと
かなたに遠ざかってしまう
その後姿を見送るよりなかったんだ
明日の向こう側から
軽便軌道に乗せられて
今日も訪ねてきてくれたけれど
ボクにはあわせる顔がなくて
下を向いて涙したんだ
大きく揺れる軌道の先で
まだ間に合うのかい
それだったらせめて
ボクの慟哭を少しだけ聴いておくれ