海とその先と(一時創作 詩122)
もう海は泣いていなかった
消波ブロックはつまらなそうに
ぽうんやりとあくびをしている
わたしの涙もいつしか果てた
泣き疲れたままに水平線を見やる
凪いだ海原は何も答えない
海とその先と
思いを馳せていたのは
いつの頃だっただろう
もういい加減夢から
淡い夢から醒める時なのだ
この海がもう答えを
出してはくれないように
もう海は泣いていなかった
消波ブロックはつまらなそうに
ぽうんやりとあくびをしている
わたしの涙もいつしか果てた
泣き疲れたままに水平線を見やる
凪いだ海原は何も答えない
海とその先と
思いを馳せていたのは
いつの頃だっただろう
もういい加減夢から
淡い夢から醒める時なのだ
この海がもう答えを
出してはくれないように