創作全般よっこらしょ

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「いつか触れられる日まで」 嘘つき姫と盲目王子 二次創作まんが

調子に乗った

 

こんばんは

久しぶりにお絵かきして、やっぱりその楽しさに気づいた、調子に乗ってるともみです

つーのも、Twitterのお友だち、ミリアさんが

以前に姫を(嘘つき姫と盲目王子のよ?)描いてくださって

それを模写させてもらったわけなんです

ほら、わたしも下手だけど、いままで悪夢のようなw 4コマ、ここに載せたりしてたわけでして

じゃあ、今回も載せちゃえ!

ついでに4コマ新作描いちゃえ!

と、夜の闇すら恐れぬ大胆不敵をぶちかまそう、と言う趣旨の記事です

ちょーしに乗ってます、はい、ごめんなさい

 

いきましょか

 

ではでは、まずはミリアさんの姫

こちら!

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くっそかわいいです!大好きって!きゃー!

かわいいですよねー!

いつだかの記事で、ちょこっと触れましたが

わたしのTwitterでの名前は、「トモ」なのね

ブログでは「ともみ」になってますけど

どっちが本名?

ま、この際あんまし関係ないので、流しましょう

 

で、模写させていただいたのが、こちらー

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レベルの差は、許しておくれやす

が、がんばったのよ!?

じゃあ、気を取り直して

めっちゃ久しぶりの4コマ、いきますー!

 

いつか触れられる日まで

 

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は、はははは、と遠い目をしてみる

なんとなくの雰囲気で行間を鋭くときに鈍く読み取ってください(無茶振り

 

ま、これまでも

「自分のブログだから、描きたいものを描く練習の場だ!」

なんて、かっこいいこと言いましたけど

本音は、もっと上手に描きたいなあ……

そう思ってます

 

うん!

練習しようそうしよう

千里の道も一歩からー!!

 

え?

オチは無いッス

いつものグダグダ記事で、ごめんなさい

 

おしまいまでお読みくださり、ありがとうございました

明日の向こう側(一次創作 詩051)

明日が泣いていたけれど

ボクはちょうどそのときに

ハンケチを持ち合わせておらず

ただキミがゆらゆらと

かなたに遠ざかってしまう

その後姿を見送るよりなかったんだ

 

明日の向こう側から

軽便軌道に乗せられて

今日も訪ねてきてくれたけれど

ボクにはあわせる顔がなくて

下を向いて涙したんだ

大きく揺れる軌道の先で

 

まだ間に合うのかい

それだったらせめて

ボクの慟哭を少しだけ聴いておくれ

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Pinterestより

 

海の駅、この先(一次創作 SS05)

松の防風林の中、わたしたちはコトリコトリと揺られて。海の聴こえてくる駅をいくつか通り過ぎた。夏の峻烈な陽射しが、どう言うわけかとても懐かしくて、扇風機しか働いていない車内も、いくらか涼しく感じられるから不思議だ。

「次の駅?」

「うん」

あなたはちょっとだけ退屈そうに、あくびを噛んでいるような口元で答えた。でも、その好奇心に満ちたひとみは、子どものころの、そのもの。

「近いんだね、海」

「だねえ。この切り通しの向こうがそうだから」

「なんでわかるの?」

「そりゃ。わかんなかったら連れてこない」

こう言ったあとで、もしもドヤ顔のひとつでもしたら。わたしひっぱたいているところだけど、あなたも期待している表情だから、わたしは何も言わなかった。わずかばかり、あなたは微笑んで、

「まあ、楽しみにしていてよ」

「そうします」

そんなわたしたちはお互いに、きっとこの旅の先を予感して。こころの中では小さな子どもがはしゃいでいる。だけどわかっていても、それを感じさせないようにするのが、オトナのオツキアイと言うものだ。厄介だな。初めてわたしはそう思う。

「見えた!」

思わずわたしは、喜びの声をあげてしまった。だって、碧緑に遠く満ちている海原が、突然視界に飛び込んできたんだもん。

「もうじき降りるよ」

「海の駅?」

「うん」

カタコトト、と電車は止まり、ひとつだけの土を盛っただけのようなホームに降り立つ。ピィ、と汽笛を鳴らして、電車はまたコトカタタと去ってしまった。

「かわいい汽笛だったね」

「うん。本当はタイフォンって言うんだ」

いまはもう、あなたの自慢げな講釈も気にならない。それほどまでに、海が耳に入る駅は魅力的だったからだ。

松の木が、天然のトンネルを作っている。少しだけ塩のベタつく風が、わたしたちの髪をなぶっていった。海岸線はもうすぐそこ。潮の音さえ聴こえてくる。ささやきに抱かれたさざなみ、さやさや、と。

「行こう?」

「ん!」

差し出されたあなたの左手。ちょっと汗ばんでいるその手を、わたしはギュッと握り返したんだ。

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Pinterestより

 

ソラに恋したんじゃない(一次創作 SS04)

もうさっぱりと。忘れてしまい、気持ちも切り替えて。

「またそう言う」

わたしはちょっと、困った顔になっているだろう。だって、忘れることができないからこそ、ここにいるんだもの。でも、あなたは、

「切り替えてみよう」

表情と言葉で繰り返す。さらにわたしは、困惑顔だ。しかしこれでは平行線なので、少々言葉を選んでみる。

「ここの他に。どこがあるの?」

待ってました、とあなたの表情。わずか得意げに、ソラを見上げる。

「この上?」

「そう」

予想範囲内の回答ではあれ、わたしは少し不機嫌になる。

「望んでいないのに」

「でも。時間が来た」

時間、か。わかっている、わかっていた。目をそらしていたのも認めよう。だけど、そんなロジカルなことで、わたしの気持ちは収まらないよ。

「行こう、一緒に」

ずるい。その笑顔はずるい。顔に出てしまったのか、

「キミだってずるいサ。契約を履行してよ」

ふぅ、と息をつくわたしたちふたり。言い合っていても、仕方がないのもわかってる。でも少しぐらい、駄々をこねたって許されるでしょ? 離れたくないもの。

「立つ鳥跡を濁さず」

「……」

わたしは答えない代わりに、ゆっくりぐるりと周囲を見回した。

「見納め?」

うなずくあなた。そして、

「いつでも。また来られる。キミが強く願えばかならず」

うそもてらいも感じられないその言葉に、やっとわたしは首を縦にした。

「わかった。契約は守る。――電線だらけで、引っかかりそう」

「ボクがついてるよ」

仕方がない、時が来た。駄々っ子タイムは終わりを告げなきゃ。

「息、吸って。おーきく吐いて。はい」

右手を握るあなた。遠くかすんでいく路地。不思議だな、涙のひとつも出ないものなんだね。

 

上にある、青空なんて。

本当はわたし、どうでもよくて。

こんな不器用の存在に、手を貸してくれている。

 

あなたに恋したのかもしれないな。

 

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Pinterestより