お友だちにプレゼントしましたその2 〜わるい王様とりっぱな勇者 二次創作詩〜
こんばんは。
ちょっと調子の落ちてきている、まあ仕方がなきのともみです。
では、昨日のお知らせ通り。
プレゼントしました、もうひとつの方の作品をば。
誕生と言う祝福
プレゼント、よし! お花、よし! お祝いのカード、よし!
背後から、そんな掛け声が聞こえてきた。そしてドタドタしたと思ったら。
「おとうさん、行ってきまーす!」
「おや、どこへ行くんだい?」
「お友だちのお誕生日会!」
「気をつけるんだよ」
「はぁい」
まさに風のようにすっ飛んで行ってしまった。父親としては、そのお友だちの家まで送ってあげたいし、ましてそのお友だちとどのような、つまり、お友だち以上の関係だったりしないか、ヒジョーに気になるところではあるけれど、そんなことを聞き正すわけにもいかず、いやこれは父親、男親として当然な感情、
「大丈夫デスか、王様」
「ん?」
「めちゃくちゃ、独り言が出てましたガ」
「ふへ?」
「父親がなんとか、お友だちがなんとか」
わたしはサカサの言葉に、頬が熱くなった。ウロコがあるおかげで、実際にはいつもの凛としたわたしであるだろうが。
「あ、あー」
「ゆうサン、お友だちのお誕生日会。お呼ばれしてたんデスね」
「そうだな。そんな歳になったんだな……」
「でも、安心ですネ」
「?」
「ニンゲンのお友だち、フローラサンだけかと」
「それもそうだ。他にも交流ができているんだな」
「大きくなりましタ」
サカサと一緒に、うんうんとうなずいてしまう。
「まだまだ手がかかるだろうが」
「ハイ」
「こう、一抹の寂しさもあるな」
「なんとなくわかりまス」
また、お互いしみじみとうなずく。
(その友人のことを、こころから祝えるといいな。ゆう)
わたしの本心だ。どんなであれ、誕生してくれた祝福には変わりないのだから。
(父親からも。友人でいてくれてありがとう)
ちょっと照れて。
(お誕生日おめでとう)
こころの中でつぶやいた。
おしまい
本当だったら、簡単にイラストとか描けると良いんですけど。
どうにも、絵心なくてねわたしw
なので、プレゼントも必然的にこう言う文字系になっちゃうんですよね。
だけど、喜んでもらえたみたいだったから。本当に良かった!
なんとなく浮かんでいたイメージは、このおとうさんw
これからも、喜んでもらえるような。
そんなものを綴っていきたいなあ。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。