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「姫とボクの」05 嘘つき姫と盲目王子 二次創作小説

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姫とボクの 05

 

 

 

午後はのんびり過ごした。少しソラが曇ってきて、肌寒くなったのもあって。ボクたちはベッドに潜り込み、うとうとしちゃった。隣りにぬくもりがあるって、嬉しいことだね。
「寝たねー」
「うん、もうじき夕方だ」
カーテン越しに、柔らかいオヒサマが入ってきてて。夕刻前のひかりの粒子が、ボクたちふたりを包み込む。横になったまま、姫がピトッとくっついてきた。ドキドキしてしまう。
「鼓動、速い」
「だ、だって」
「気になっちゃう?」
「うん……」
そしたら姫は、もっとピトッとなってきた。柔らかくてふよふよしてる胸が、ボクの左腕に当たって。その、だんだん我慢できなくなっちゃった。

「姫……」
それを聞いた姫は、ちょっと笑って目を閉じた。ボクはそっと、キスをする。すぐに姫が、舌先で応えてくれた。鼻息が荒くなってきてしまう。
「しよ?」
「うん」
姫がボクの背中に腕を回す。ボクもそうした。身体全部が柔らかくて、しかも姫の良い匂いがして。どんどん興奮が高まる。小さく姫は声を漏らした。
「ね?」
ボクの手を取って、姫が自分の胸に持っていく。ちょっと小ぶりの胸が、たまらなく愛おしい。チュニック越しに下着の感触。そうしたら姫は、ボクの股間に手を伸ばしてきた。
「こんな」
「ご、ごめん」
「嬉しい」
そっと撫でられて、ボクは背筋をぞくっとした。本当に気持ちいい。
「脱いじゃうね」
「ぼ、ボクも」
一旦、半身をお互いに起こして。ボクはバクバクもいいところになりながら、脱いでいった。姫がブラを取るところを、思わずじっと見つめてしまう。雰囲気もなんにもないけど、女の子ってすごく器用だよなあ、などと思う。
「おーじも脱ぎなさい」
視線に気づいて、姫が言った。あわわ、と思いながらボクもシャツとブリーフを一瞬で脱いだ。それでも、姫の方を見てしまう。
クスッと笑った姫は、
「男の子って。ホントに下着姿とか好きよね」
「だって……」
するするとショーツも取った姫は、えいやーとか言いながら抱きついてきた。
「大好き、おーじ」
「ボクも」
ちゅっと軽いキス。夕ごはんまで、ひとつになろう。

 

 

 

続きますのです、次回でおしまい

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いろんなものを、わたしに、あなたに

 

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