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「リア充は更衣室帰りに爆発する可能性の高さが証明された」 嘘つき姫と盲目王子 二次創作小説

リア充は更衣室帰りに爆発する可能性の高さが証明された

 

 

 

体育も終わって、更衣室で着替え中。
あ。
期待しないでね、ボクたち男子だよ。

 

「筋肉ついてきたなー」
「そう、かな」
「華奢な王子サマより、たくましいほうが頼れる」
「そんなもの?」
「ま、国民のイチ意見だ」
クラスメイトが、ぺたぺたボクの二の腕を触る。
んー、たしかにちょっと、筋肉たくましくなった気もする。

 

「いいよなぁ。公認の、しかも姫の彼女持ちだもんな」
「あー、まあ、ねぇ」
「この筋肉で、腕枕とかしてんの?」
「えー。あんまりしない」
「たまにはしてるのかー。くそう」
「相手が王子サマだからこそ、この言葉を言おう」
「え? な、なに?」

 

リア充爆ぜろ!』
そう言われても。

 

「彼女欲しい、恋人欲しい」
「いい子がきっと現れるよ」
ボクは教室に帰りながら、クラスメイトとあーのこーのと雑談。
体育の後なので、おなかがすいてきたなあ。

 

「王子サマはやっぱり、告白された系?」
「いや……。んー。どちらともなく?」
「くそっ。自然にお付き合いとか! 何だその最高なシュチュ!」
「そんなもの? なの?」
「気づいていないところが、勝者の余裕なのかっ!」
「勝ってるの、ボクって?」
「あたりまえだ」
わちゃわちゃと話しながら、教室到着。

 

「あ! おーじー」
何と言うタイミング。姫が手を大きく振っている。
更衣室帰りの男子たち、視線が痛い……。
「これだからっ!」
「人生の勝ち組はっ!」
「あんなかわいい姫がいてっ!」
「(削除)やり放題でっ!」
「ううう、オレたちも絶対、恋人見つけような」
「見つけようなっ!!」
ラチがあかないので、ボクは姫のところに行った。
「ごはん一緒しよ?」
「うん」

 

あ。なんか。
男子たちから更に言われる気配。

 

リア充爆発しろーっ!!』
そう言われても。

 

 

 

おしまい

 

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ないしょ、ナイショ