創作全般よっこらしょ

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「キミとだからつながっていたい」 嘘つき姫と盲目王子 二次創作小説

こんばんはー

 

台風10号が、恐ろしいことになっていますね

どうか、どうか被害が出たとしても

最小限でとどまってほしい、そう強く願うともみッス

 

今回は、Twitterのお友だちが運営中のdiscordに載せたものを、ちょっと付け足す感じでこちらにも載せてみます

お、なんか今夜はダラダラ書いてないぞ?

じゃ、この感じでスタート!(いつもこうしろ、ってな

 

 

 

 

キミとだからつながっていたい

 

 

『ドタキャンで本当にごめん!勉強、終わらない……』

ボクはスマホで、スタンプと一緒に姫にLINEした。

すぐに既読がついて、ちょっとドキッとする。

 

――気にしないで。ちょうど見たいお洋服とかあるから、見てから帰るよ

そして、OK!のスタンプ。

 

ふぅ。

まいったな。王位継承の勉強、今日はこんなに手こずるなんて。

 

予定通りだったら、今ごろはいつもの噴水前広場で、姫と合流して。

姫がさんざん騒いでいた、さつまいもの新作スイーツを食べに行く。

そんなデートだったのに……。

 

ダメだ。

姫のことが気になって、集中できない。

あきらめたボクは、ちょっとだけ休憩、と思い。

姫とテキストチャットを始めちゃった。

 

 

「いいお洋服、あった?」

――あ、うん。これとか。

画像が送られてくる。

ベージュのチュニック。姫に似合いそう。

 

「かわいいなあ」

――わたしも、そう思うんだー。

「買い、じゃない?」

――うん、かなぁ。でも。

「うん?」

――やっぱり、王子にも選んでもらいたいよ。

「ごめんね。埋め合わせはちゃんとするから」

――あ、ちがうの。

「?」

――王子の趣味とか。その、取り入れたいじゃない?

 

顔全体が、ボフン!になる。

 

「で、でもボク。女の子の服とかよくわかんないよ」

――それでいいのよぅ。

「そうなの?」

――うん。

 

OK!スタンプが、ポンと来た。

 

――王子の直感で、選んでもらってもいいくらい。

「そんなものかなあ」

――だって。王子だもん。

「う、うん。少し服とか勉強するよ」

(あ、勉強……)

 

その後も、なんてことのない雑談を、少しチャットして。

さすがにヤバいと思って、ボクは勉強に戻った。

 

(いつか、あのチュニック。プレゼントできたらいいな)

(その前に。ボクも姫の好みとか、知っておきたいな)

そんな思いといっしょに。

 

 

 

おしまい

 

 

 

なんかもうねー

姫と王子には、どーにかして幸せになって欲しくて

いらん世話を焼いちゃう、近所のおばちゃん的なスタンスですよ、最近のわたしw

 

では、いつもどおりに

お別れは、嘘つき姫と盲目王子、で

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ふたりして魔女に謝っている、考えてみると珍しい画面かも

 

 

 

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました