創作全般よっこらしょ

二次創作とか、詩など 日常のことも (現在一部の記事に画像障害が発生しています)

ティッシュの箱(一次創作 詩118 R18)

全身が熱い

快楽が強すぎて、腰に力が入らない

あたまは朦朧としていて

視界が、白やら緑やらに霞む

「まだこれからだろ」

誰かが耳元でそう言うと

憎いぐらいの余裕なのか、わたしの乳首を弾いて

やっと見えてきた世界のすぐ隣り

もう何回目かのゴムを着けている

「生じゃない分、感謝して欲しいな」

(感謝? なんの感謝だろう……?)

茫漠と思っていた矢先

一気に挿入された

完全に降り切っていたポルチオ

快楽の限界、と悲鳴をあげる

違う

悲鳴をあげたのは、わたしだ

(わたし……?)

すべてが混濁してきて、わけがわからなくなる

両の手首を掴まれて、めちゃくちゃに

もうめちゃくちゃに腰を使われる

引っ張られているから

非道に近い刺激が、膣内から溢れかえって

「そんなにいいの? ヨダレたらして」

かすかにそんな言葉が聞こえる

良いも悪いも無い

全身がガタピシ

快楽に悲しむ呻き声を上げ始めた

「も、や」

「これからだ、ってんだろ」

もう愉悦で意識が遠のく

痛みの伴った、道義もない快感

(なんでわたし、この人に)

汗なのかなんなのかわからない

体液でぐちゃぐちゃになる

(この人と、してるんだろ)

ぼやけた視線の先に

丸まったティッシュ

嘲笑っているかのような

ティッシュの箱が見えて

 

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フリー素材さんより