創作全般よっこらしょ

二次創作とか、詩など 日常のことも (現在一部の記事に画像障害が発生しています)

「あなたの耳に」 嘘つき姫と盲目王子 二次創作詩

むかしはひそひそ話なんて したことなかったな そもそもが、する相手もいなかったし 話したとしても、大声でガサツだった ほら 森の学校に通ってた頃の話よ 女子同士の会話なんて、とうてい 聞かせられたものじゃなかった 特に、男子にはね 大切なひとができ…

残ったものの在り処(一次創作 詩162)

育てていた感情すらも 今となっては必要のない 残滓のようなものと 成り果ててしまった だからもう嘆くことはないよ ソラに伸ばした手は 決して無駄なものじゃない キミと交わした約束も ボクが手にした境遇も Pinterestより

ボクたちの休憩(一次創作 詩161)

べつにぼんやりしていないよ たしかに少しだけ 気を抜いているとも 言えるかもしれないけれど これは必要な休憩だ この先キチンと動くため この先ちゃんと走るため 案じなくても大丈夫 ボクがここにいるってことは ほら キミもここにいるってこと Pinterest…

「ありがとうのとなり」 嘘つき姫と盲目王子 二次創作詩 ぜんぶひらがな

おねがいだよ、ひめ ずっとボクのとなりにいておくれよ バッとおきあがった なんていうあくむだろう ひめがボクをおいたままで すがたをけしてしまうなんて ひたいににじんでいたあせを てのこうでらんぼうにぬぐった いきがとてもあらい (ひめ……) 「ごは…

「近づいた距離、階段を登って」 わるい王様とりっぱな勇者 二次創作詩

どうしちゃったの? 今日のフローラ、なんか落ち着いてない わたしはそんな疑問を持ったけど 聞くタイミングが無くて んーん 聞いたら「何か」が起こりそうで 口をつぐんでいたの 「ちょっとこの辺で、休憩しません?」 「ん? うん」 そしたらフローラは、…

凌駕(一次創作 詩160)

この寒さ、何するものぞ この吹雪、何するものぞ わたしには約束がある 反故にするわけにはいかぬ 守り通してこその約束 破り捨てるわけにもいかぬ 果てすらも凌駕し 向こう側にあるさいわいの地まで Pinterestより

「帰ってこられる場所に」 わるい王様とりっぱな勇者 二次創作詩

今日もそっと見守り 明日もいっしょに過ごして 毎夜、いろんなおはなしをしよう いつまででも いつからでも わたしはおとうさんだから いつか見る明日が 別々のものになっても ここに幸福がある それを守り続けよう もし、傷ついたときには いつでも帰ってく…

必ずや(一次創作 詩159)

その先の向こう側 凍てついていても 雪がひどくとも わたしたちと その仲間と 愛する存在まで どうかどうか届いて Pinterestより

出番が来たの(一次創作 詩158)

どっしりと でもしずしずと 且つほろほろと 優雅にまいりたいと思います これからいよいよ わたしの出番 さあどうかご一緒に Pinterestより

キロポスト(一次創作 詩157)

汐留駅(新橋駅) ここが日本の鉄道発祥の地になります 無愛想に立っている「0」は キロポストと言う 始点からの距離を示すもの 「0」ですから ここがスタート地点だったんです さまざまな変遷を経て 今ではなくなってしまいましたね だけれども 始まりが…

「何度だって何回だって」 嘘つき姫と盲目王子 二次創作詩

本格的に寒くなってきたね わたしには、オオカミに戻れば 分厚い毛皮があるけれど あなたはフツーのニンゲン 風邪をひいたりしないか ちょっと心配にもなるよ だから、せめてって思って 朝のまだ明けやらぬころ あなたに、ピッタリくっついて 体温をおすそ分…

ステキな写真にしていただけたよ! ~わたしの詩に写真をあわせてくださいました~

こんばーんは。 さすがに今日は寒くて、厚着をしているともみです。 とは言っても、冬は大好き! だって空気が透き通って、深呼吸すると凛と身体が冴え渡るじゃないですか。 遠くの電車の音も聞こえるし、なにより雰囲気がすき。 さてさてと。 だいぶ前のこ…

好きは果てしなくて Ver.2.0.0 嘘つき姫と盲目王子 二次創作詩

最近のこと 姫が時折見せていた ちょっと翳りのある 寂しそうな顔 それがなくなってきたんだ 確かに何かを考え込むかのような そんな表情は見せる だけどボクはあえて聞かなかった 誰にだって触れられたく無いこと 胸の内に置いておきたいことは 必ずあるか…

思い出して(一次創作 詩155)

もしもあなたが とても寂しい思いをしているのなら わたしのことをどうか 思い出してくださいね 場所は遠く離れていても ありきたりとわかっていますが こころは根っこでつながって ともにありますよ なつかしい思いを いだいてくれたのなら いつだっていら…

ご挨拶(一次創作 詩154)

あ、はじめましてですよね ご挨拶しても、よろしいでしょうか こんにちは いつも、このあたりを走り回っています 急いでいるときには ご挨拶もままならぬとは思いますが 今後とも、どうかよろしくお願いしますね あなたと出会えて とてもしあわせです Pinter…

続く何かがあるから(一次創作 詩153)

そろそろさすがに 疲れが出てきました 毎日頑張っていますけど お仕事が終わると もうぐったりしてしまいます それでもわたしは 明日も走ります 大切なみなさんが 頑張って頑張り抜いて 生活を続けている限り Pinterestより

風の吹き方(一次創作 詩152)

そんなにまでがっかりするなよ 星のめぐり合わせだったり 風の吹き方がちょっとだけ 違っていただけさ まだそうして呼吸して ちゃんと生きている 「生きていれば良いことがある」 それは幻想だけれど 生きることをやめてしまっては 良いことだって感じられな…

「育児は育自」 わるい王様とりっぱな勇者 二次創作詩

永遠なんて言うものも 運命なんて言うものも 信じてはいなかった ときの流れはどうあがいても 有限のものだし 自分自身のチカラをもって 切り拓けば道は作れる そう信じ込んでいた わたしのすべてを変えてくれたのは このまだ小さい少女 今は亡き勇者から こ…

好きなことを貫いて(一次創作 詩151)

思うがままに振る舞っていい 遠慮なんてもはや要らない 向きたい方を向いて 見たいものを見るんだ まだなにか つまらないことを言ってくる そんなヤツがいたとしたら ああ残念だね そう思ってかまわない キミの飛びたいところへ飛んで キミの好きなうたをさ…

錆びた闇(一次創作 詩150)

そぼ降る雨はとても冷たく 霧が満ちているように 視界を強制的に滲ませる 上り列車も来ない 下り列車はさっき行ってしまった 濡れて錆が増した軌道 重油の枕木 浮いてしまった犬釘 疲れてしまったのは鈍雲と わたしの足元低い闇 Pinterestより

沈黙は金(一次創作 詩149)

きっとだけれど わたしはついつい、余計なことまでも 口にしてしまうから あとになって、ものすごい自責の念と ひどい自己嫌悪におちいるんだ 口を開くのであれば 言霊を常に意識して 自分のことをどこまで話すのかは 先に考えておくべきで それが浮かばぬよ…

わたしの世界(一次創作 詩148)

しっかりと前を見据えて たまにはぐぐっと考えてみる わたしはどこから来て わたしはどこへ行くのか 生命は輪廻するのか 死した場合は虚無と帰すのか 今はわからないこと そうだろう だからこそ思いを馳せるんだ それであるから考えるんだ わたしがわたした…

伸び(一次創作 詩147)

調子が悪いときには 少し背伸びをしてみよう うーんと伸びをしてみよう 身体から余計な空気が出ていったら ほわんとしながらすーって もっかい伸びをしてみよう ほら笑顔が帰ってきたよ いっしょに手をとって 思いっきり伸びをしてみよう Pinterestより

ほのかな安楽(一次創作 詩146)

長く嘆きのこの道はもう さまざまなたましいを 導き送って在るもので それならばわたしを 少しだけ楽に してはもらえませんか 差し出しましょう生命でも わずかばかりでも 安楽を譲ってもらえるのなら Pinterestより

「いっしょのコーヒー」 嘘つき姫と盲目王子 二次創作詩

どもー、姫ッス だんだんとニンゲン文化に慣れてきて 今日は、なんとね ホットコーヒー、しかもブラックに挑戦だよ! アイスコーヒーは何回か 飲んだことある ぜんぶ、めちゃくちゃ甘くしてだけど ちょっと緊張はしてるな だから王子といっしょに ドトール入…

ポジティブ(一次創作 詩144)

なんてことのない いつもとおんなじ毎日 おんなじ時間の流れ 何かに書いてあった 学校なんてイジメか恋愛ごっこするしかない場所 笑っちゃうね そんなことどうでもいい 善悪の判断なんて わたしひとり頑張ったって 何も起こせはしないんだよね むかしの革命…

「運命と手を携えて」 嘘つき姫と盲目王子 二次創作詩

運命って、信じてる? ボクはもともと、それほど信じてはいなかったんだ よくさ 「運命を切り拓く」 とか、言ったりするじゃない それを聞くたびに 「ああ、まあそんな考えもあるよね」 ぐらいにしか、感じていなかった 運命って、信じてる? わたし、実はか…

忠誠心(一次創作 詩143)

望まれて君臨はしていない わたしはわたしとして 常日頃から「在る」だけだ ニンゲンと言うものは どうにも関連付けや 意味付けといったものが 大好物のようでな わたしにもさまざまな 勝手極まりない憶測による 事象や物語を作り上げる 悪いことではない か…

果てにあった喜びなら(一次創作 詩142)

そんなにも苦しいんだね 泣き声は怨様に満ちみちて ぐらりぐらり 世界をも揺らしている 滂沱の涙 視界がかすんでいく 幽寂とした苦しみの果て 慰みにもならないボクの声は ああそれでも行ってしまうのかい ならばせめてこの些事であっても 渡せるだろう小さ…

「思いを馳せたその先に」 わるい王様とりっぱな勇者 二次創作詩

いや、正直に言って わたしは子どもを持たないだろうと 漠然ではあっても、そう思っていた かつては殺戮をほしいままにした この血にまみれた魔王のことなど 好いてくれるものは現れぬものと そう思っていたからだ ものごとはわからない 人生というものもわ…